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【参加報告】無錫経済貿易文化合作懇談会

 

参加報告

参加報告
 
 今般、無錫市・趙建軍市長一行が来日し、5月11日に都内で「~無錫旅情・手を携えて未来へ~ 無錫経済貿易文化合作懇談会」が開催されました。日中経済協会は、本イベントを後援するとともに、髙見澤学理事が来賓挨拶をしました。
 
 主催者及び来賓挨拶セッションの冒頭では、ミニドキュメンタリーフィルム「無錫旅情 ~時間物語~」が上映され、続いて趙市長から挨拶が行われました。このほか、中国駐日本国大使館経済商務処・宋耀明公使、無錫市との友好都市である相模原市・本村賢太郎市長、日本貿易振興機構・河田美緒理事からも来賓挨拶が行われました。
 
2023.5.16 更新
 
 趙建軍無錫市市長は冒頭、無錫の経済と社会の発展に多大な貢献と協力をしてきたあらゆる分野の日本の方々に対し謝意を表しました。今後も変わらぬ友好関係を維持しつつ、日本の強みである製造業、自動車工業、新エネルギー、水素エネルギー貯蔵などの分野で協力を進め、より深いレベルでの互恵関係を実現する新たな関係を築いて行きたいと述べました。また、文化、スポーツ、観光、教育、健康など様々な分野での人的交流を引き続き拡大し、高齢化社会への対応やカーボンニュートラル推進など、日中共通の課題を解決するための協力を強化していくことに期待を示しました。
 
 宋耀明中国駐日本国大使館経済商務公使は、本イベントの盛会に祝意を表すとともに、中国への投資と事業展開先で無錫を選ぶことは正しい選択だと述べました。無錫は長江デルタ地域という地の利から経済的な優位性と交通の要衝であるという利点を有しており、先進的な現代産業システムと日本企業の投資と事業展開に有利なビジネス環境とサポート体制が整っていると述べ、無錫は中国国内で日系企業が最も集中している都市の1つであると紹介しました。また、RCEP発効後にレベルアップした日中間の経済貿易協力を享受するために、より多くの日本企業が無錫を訪れることを歓迎すると表明しました。
 
 本村賢太郎相模原市市長は冒頭、趙市長一行の来日に歓迎を表しました。今年は無錫市との友好都市締結38年目であり、今後も無錫市との幅広い分野での交流をより一層充実させ、両市の発展のためにさらに協力を進め、友好を深めていきたいと述べました。
 
 河田美緒日本貿易振興機構理事は、無錫市には数多くの日本企業が進出しており、緊密な経済関係を有していると述べました。本日のイベントを通じ、無錫市の発展戦略や進出企業の最新動向などの情報を得た日本企業が、無錫市の政策を活用して新たにビジネスを拡大させる契機となることに期待感を示しました。また、無錫市政府と連携し、農林水産食品をはじめとする日本産の高品質な商品の販路拡大など、双方向のさらなる貿易促進と拡大に尽力していきたいと述べました。
 
 髙見澤学日中経済協会理事は、過去の「無錫旅情」イベントにも後援機関として参加したことや、2013年に無錫市の宜興市で「中国宜興・日中環境企業交流会」を開催したことに言及し、無錫市と協会が長年にわたり協力関係を築いていると述べました。また、日中平和友好条約締結45周年や日中間の渡航制限が大幅に緩和されていることから、両国間で日中友好強化の気運が高まる中で開催される本日の懇談会が、さらなる両国間の交流の発展と協力の拡大に繋がることに期待を示しました。
 
 第2セッションでは日中共同建設桜友誼林保存協会の新發田豊会長から、桜の名所として有名な無錫の鼋頭渚(げんとうしょ)公園に3万本を超える桜が植えられた経緯や、日中桜友誼林がつくられた歴史が紹介され、無錫の桜は日中友好と平和の願いであると語りました。
 続いて、無錫市の名誉市民に選出され、日系企業として初めて宜興市に進出した宜興北海封頭有限公司の林俊夫董事長は、鏡板の生産と会社の経営を通じて引き続き日中友好に貢献していきたいと述べました。
また、セッションの最後には、日本と無錫の交流に多大な貢献をした日本人と日本の団体への感謝状授与式が行われました。
 
 
 第3セッションでは無錫市の2市5区の合同PRビデオが上映され、無錫市投資促進中心の陳萍主任が無錫市の産業発展状況についてプレゼンテーションしました。
 また、無錫で事業展開をしている日本企業を代表し、アルプスアルパイン株式会社の栗山年弘社長と伊藤忠(中国)集団有限公司の池添洋一董事長がスピーチをし、無錫における日系企業の事業展開の優位性、市政府の日系企業に対する姿勢、今後の無錫市との協力ビジョンなどが紹介されました。
 続いて、「無錫(東京)ビジネスイノベーション交流センター」と「無錫文化観光(東京)PRセンター」の除幕式と26件の日中協力プロジェクトの調印式が行われ、約300人の参加者と関係者が除幕式とプロジェクト披露の場に立ち会いました。
 
 懇談会の締めくくりには歌手の尾形大作さんが登壇し、37年前に周恩来号で上海、蘇州、無錫を巡ったことや、当時の馮恵群・無錫市旅遊局局長の発案をきっかけに「無錫旅情」が作詞作曲されたことについて振り返り、最後に「無錫旅情」を歌い上げ会場を沸かせました。
 
   
当日配布プログラム ( 2023-05-12 ・ 386KB )
 

写真で振り返る懇談会の様子

写真で振り返る懇談会の様子
 
趙建軍無錫市市長と握手を交わす髙見澤学理事。
 
開会前に来賓と懇談をする趙建軍無錫市市長。
 
会場の様子。総勢約300名が参加した。
 
無錫(東京)ビジネスイノベーション交流センターの除幕式。
 
尾形大作さん本人が「無錫旅情」を歌い上げ、懇談会のフィナーレを飾った。
 

本件お問い合わせ

本件お問い合わせ
 
日中経済協会業務部(担当:上原)
TEL: 03-5545-3113
E-mail: takeyuki.uehara[at]jc-web.or.jp  ※[at]は@に変換ください。
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