2023/3/16 Upd.
2023年3月2日(木)、「第4回自動運転に関する日中官民合同セミナー」(主催:経済産業省、中国工業信息化部、実施団体:当協会、日本自動車工業会、中国汽車工業協会)が、オンライン形式(関係者のみ日中の会場へ参集)にて開催されました。
本セミナーは、2018年の世耕弘成経済産業大臣と苗圩中国工業信息化部部長との合意のもと、自動運転分野における日中両国の交流や協力関係の強化を目的として、2018年と2019年にそれぞれ東京と北京にて会議や試乗会が開催されました。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催を見送りましたが、2021年度にはオンライン形式で第3回を実施し、今回もオンラインを活用して開催しました。
工業信息化部設備工業一司・郭守剛副司長、経済産業省・藤本武士審議官(製造産業局担当)からの挨拶のあと、日中政府関係者および日中の業界団体、企業関係者が登壇し、日本側がL4自動運転実現への取り組み、コネクティッドの取り組みやデータ活用、自動運転システムの安全性保証や評価プラットフォーム、災害時の自動車情報通信システム等について、中国側がICVの産業化発展やテストの展開、国際規格や標準体系、産業のエコシステム構築、インテリジェント運転支援やOSの発展状況等について講演しました。また、日中両会場間での活発な質疑応答が行われました。
参加者数は、日中のオンラインと会場を併せて約340人であり、日中両国における本分野への関心の高さが伺えました。