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2022煙台市(東京)投資環境セミナー

【開催報告】2022煙台市(東京)投資環境セミナー

煙台リアル会場に投影された中国駐日大使館・宋耀明公使のオンライン挨拶
7月8日午前、「2022煙台市(東京)投資環境セミナー」が煙台と東京の双方会場をオンラインで結ぶハイブリッド形式で開催され、東京リアル会場には約40名、煙台会場には60名の出席があり、オンラインでも約60人が視聴しました(日中合計160名)。
 
本セミナーの東京会場が、コロナ禍を乗り越えて東京都中央区に新設されたばかりの「煙台市駐日本経済合作中心(煙台市駐日事務所に相当)」に設営され、日本ビジネス界の皆様をお招きできたことも、後援機関の当協会としても大変意義深いことだったと思います。
 
本セミナーには、鄭徳雁市長ら煙台市トップが煙台リアル会場へ参集し、投資環境とバイオ医薬産業の発展方向性などについて詳しい説明がありました。また、中国駐日本国大使館から宋耀明公使もオンラインで挨拶しました(写真)。
 
ここでは、鄭徳雁市長発言骨子、その他資料などを紹介し、開催報告に代えさせていただきます。
 
日中経済協会といたしまいしても、今後も賛助会員各位における日中経済協力の深化に向け、ビジネスマッチング促進や情報発信などに努めてまいります。
 
次第実績(司会:韓耀東副市長)
●煙台市・鄭徳雁市長挨拶【以下に資料あり】
●中国駐日本大使館経済商務処・宋耀明公使挨拶
●日中経済協会・堂ノ上武夫専務理事挨拶
●煙台市・陳新姿副秘書長(市商務局長)による煙台投資環境紹介【以下に資料あり】
●牟平区人民政府・王軍涛副区長によるバイオ医薬産業発展環境紹介 【以下に資料あり】
●煙台生物医薬健康産業発展集団有限公司・沙君明総経理による煙台バイオ医薬産業パーク紹介【以下に資料あり】
●留日博士総会医学会・李小康会長発言
●株式会社Opt Creation・飯田准一代表取締役発言
●調印式
 (1) 留日博士総会と烟台生物医薬健康産業発展集団有限公司とのMOU
 (2) 山東(煙台)中日産業研究院と一舟健康管理株式会社との遠隔診療協力協議書
(閉会後、張裕ワイン試飲会)

煙台市人民政府・鄭徳雁市長基調講演

煙台市人民政府・鄭徳雁市長による基調講演
●煙台は、東方海上シルクロードの最初の航海地であり、中国対外交流の先駆者である徐福の故郷で、長い歴史と素晴らしい文化を持つ都市。煙台は、両者の文化交流の歴史が長い。北緯37度に位置し、日本の富士山、フランスのボルドー、アメリカのサンフランシスコと同じ緯度。
 
●煙台は産業が盛んで、サポートも充実。中国近代産業発祥の地の一つで、130年の歴史を持つ張裕ワインをはじめ、近年はバイオ医薬、設備製造、電子情報、ハイエンド化学、食品加工など多くの産業が育成され、上場企業は55社、市場規模は山東省第1位、機械、電子、食品産業の分野で日本と幅広い協力関係を構築。
 
●煙台は中国初の沿海開放都市の1つで、山東自由貿易区煙台地区、総合自由貿易区、中日産業園、国際投資促進産業園などの開放キャリアを持ち、中日越境承認、AEO、統合還付センターなどの最新の円滑化政策も導入している。
 
●煙台は交通至便、「5つの税関と10の港」という利点。煙台港の7つの航路は週7回定期運航され、東京、横浜、神戸、大阪などの都市と直接結ばれている。日本は煙台にとって第3の貿易相手国、第3の外資導入国となっており、2021年には日本資本の利用実績が累計23.6億米ドル、日本への輸出入が400億元を超えた。今年上半期、煙台の対日輸出入は2桁の伸びを維持し、日本資本の利用実績は3.2倍となり、双方の協力関係は、より緊密に。
 
●バイオ医薬産業は煙台が重点的に育成している有利な産業であり、日本との協力の余地も大きい。煙台のバイオ医薬産業は良好な発展基礎を持ち、大型製薬企業が127社(うち上場企業が5社)、中国医薬分野トップ100の企業が6社あり、煙台のバイオ医薬産業は中国初の戦略的新興産業クラスターに選ばれ、昨年は革新的医薬品4種類が認可され(うち第一類新薬2種)、今年も第一類新薬1種類が上場予定。現在、研究中の重点医薬品は49品目あり、そのうち14品目が第一類新薬で、今後、毎年1〜2品目の革新的医薬品ができる予定。
 
●煙台のバイオ医薬産業は科学的な発展計画があり、「1+3+X」産業空間レイアウトの建設を加速し、無平国際生命科学都市を先導役として、西部ハイエンド薬学群開発区、中央生命健康統合開発実証区、南部ハイエンド原料グリーン承載区ほか多数の共同開発区を連動的に発展させている。特色ある園区では、現在投資総額254億元の主要33プロジェクトが推進されている、そのうちの
「藍色薬谷生命湾(国際生命科学シティ)」は、30余りのプロジェクトへの投資総額70億元、今年末までに入居して投資生産に入る予定。
 
●煙台のバイオ医薬品産業は強力な科学研究支援を受けており、10の国家重点実験室、国家工程実験室、国家認定企業技術センターなど、省レベル以上の71のバイオ医薬品革新プラットフォームがある。また、山東国際バイオテクノロジーパーク、医療健康公共技術サービスプラットフォームなどのハイレベルなインキュベーションがあり、国内外の多くの著名学者や専門家が市内で技術革新と協力を行っている。これらは技術や人材などの面でバイオ医薬産業の発展を強力にサポートすることとなる。
 
●煙台のバイオ医薬産業の発展方向性は明確であり、医療用アイソトープ医薬品を中心に、研究開発、生産、CROサービスなどをカバーし、核医療と核医薬のイノベーション応用集積地を作る。幹細胞医薬品を中心に、国家ヒト遺伝子資源センター山東イノベーションセンターを設立し、幹細胞と再生医療の成果移転と転換集積地を作り、ワクチン産業を中心に、VLPワクチンイノベーションと応用集積地を作り上げる。遺伝子組換えアルブミン製剤に焦点を当て、清華大学タンパク質技術国家工学研究センターの科学研究成果を応用し、遺伝子組換えアルブミン製剤の研究開発と産業化の基盤を構築する。煙台は現在、生命科学イノベーションの有力なモデル都市の建設に向かって進んでおり、明るい未来と無限の可能性を秘めている。
 
●今年は中日国交正常化50周年であり、煙台市は日本企業の集積度も比較的密な都市であり、日本の別府、宮古と国際友好都市を締結している。今回のセミナーを通じて、煙台をもっと知って、訪れて、双方の実務協力がより多くの分野で促進することを心から願っている。日本は生物医学の分野で世界をリードしており、急成長している煙台の生物医学産業は相互に有益で補完的であり、両者の協力には大きな展望がある。より多くの日本の起業家、科学者、スタートアップ企業が、交流と協力、投資と事業開発のために煙台を訪れ、この煙台という都市の「パートナー」となり、私たちと一緒にWin-Winの未来を目指していくことを歓迎したい。

発言PowerPoint資料ダウンロード

写真で振り返る本セミナー

煙台会場全景
オンラインからの参加者各位
東京会場:日中経済協会堂ノ上専務理事挨拶
東京会場:煙台駐日本経済合作中心・陳才坤首席代表挨拶

ご案内

2022/7/8 終了しました
 
煙台市人民政府の主催による「2022煙台市(東京)投資環境セミナー」が7月8日(金)10:00~11:00(日本時間)に開催されます。日中経済協会は本会を後援いたします。
 
本会は、東京都中央区に開所したばかりの「煙台市駐日本経済合作センター」にもリアル会場が設置されますが、オンライン(Zoom)視聴も歓迎申し上げます。
 
本会の開催目的は「煙台市バイオ医薬産業の発展状況と『藍色薬谷・生命港湾(国際生命科学シティ)』の紹介」とされていますが、煙台市経済の近況や重点分野にご関心の方であれば、是非ご参加いただけたらと存じます。

詳細は添付案内状をご参照ください。
 
お申し込み(〆切:6月30日)・お問い合わせは、添付申込書に記載の煙台市駐日本経済合作センター宛てにお願いしますが、日中経済協会(担当:澤津、TEL:03-5545-3113、E-mail:naoya.sawazu[at]jc-web.or.jp ※[at]→@)宛てにも、ご遠慮なくお問い合わせくださりますよう、よろしくお願いいたします。

「藍色薬谷・生命港湾(国際生命科学シティ)」の紹介

本件お問い合わせ先

日中経済協会業務部(担当:澤津)
naoya.sawazu[at]jc-web.or.jp ※[at]@
TEL: 03-5545-3113
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