山西省は太行山の西側に位置するため、「山西」と名づけられている。5000年の悠久の歴史文化を誇る「中華文明発祥の地」として知られており、平遥古城、雲岡石窟と五台山の三大世界遺産と531か所の国家級の文物保護施設を有し、また、中国の古建築の70%は山西省に有り、いずれも全国最多である。
西には黄河、東には太行山が蜿蜒しており、北には明の時代(1368~1644年)に造られた長城が良い状態で保存されており、雄大で美しい風景が広がっている。また、山西省の仏教文化と古建築文化がその歴史の長さと後世への影響力の深さを誇り、特に世界文化遺産である雲崗石窟や五台山、そして世界で現存する最古の最高木塔である応県木塔は歴史価値が高く、多くの観光客から注目を集めている。山西省の気候は四季がはっきりしており、温泉資源も豊富で、400か所以上ある。
① 新エネルギー、グリーン発電産業:
風力、太陽光、地熱、水素などの新エネルギーは能源総量の40%を占める。電力の貯蔵技術もグレードアップされている。
② スマート製造、高度装備製造産業:
原材料、重要部品、システム組み立て、エンジニアリング機械など、全体の競争力のある産業チェーンを構築している。
③ 新材料産業:
特殊鋼、高品質鋼の加工と装備製造に焦点を当て、付加価値の高い製品の生産と世界レベルの競争力を持つ産業チェーンの構築に注力。
④ 現代医薬産業:
山西省独自の特色を持つ中草薬、特色原料薬、伝統中成薬、バイオ新薬などを打ち立て、製薬原料―医薬研究―医薬製造の差別化と競争優位性を持つ現代産業チェーンを形成している。
山西省はビジネス環境を積極的に整備し、投資促進に向けて一連の優遇政策を打ち出し、投資環境の優位性は:
① 豊富な鉱物資源、エネルギー資源:
120種類以上の鉱物が発見されており、そのうち、炭層ガス、ボーキサイト、耐火粘土、軽酸化マグネシウム、冶金用白雲岩の5つの鉱物の資源量はいずれも全国一位。石炭資源が豊富で、2709億トンの資源を保有し、全国三位。年間生産量は13.1億トンで全国一位、26の省へ提供。発電量は1.2億千ワット、22の省へ伝送されている。
② 強力な産業基盤:
産業システムが充実しており、近年、石炭、電力、冶金などの従来産業の優位性を維持しながら、装備製造、現代石炭化学工業、新素材、特色食品、現代物流、文化観光などの新興産業の発展を積極的に促進している。
③ 便利な交通、物流:
交通の便が良く、高速鉄道で北京までわずか2.5時間で、また太原、大同、運城、五台などの航空ハブからの旅客輸送ルートは304本に達し、スムーズな移動が可能。保税区と越境保税物流基地も完備されている。
④ 総合コストが低い
人件費は比較的低く、水資源、電力及び天然ガスの料金は安い。同時に税制優遇を継続的に強化し、付加価値税改革を深化し、製造業などの税率を引き下げ、一部の事業料金を免除。
⑤ ビジネス環境は良好:
法治化、国際化、便利化されたビジネス環境づくりに注力しており、全国初で企業投資プロジェクトの約束制度改革を実施し、地方法治保障を行い、行政サービスの効率も向上させている。
本日の産業PR会を機に、山西省と日本企業との相互理解を深め、互恵共栄の協力関係さらに深化し、共に新たな未来を拓くように願っている。