日頃より蘇州高新区の発展にご関心をお寄せいただき、ご支援をいただいている皆様、ご友人の皆様に心より感謝申し上げます。
蘇州は2500年以上の長い歴史を持つ世界的に有名な文化都市であります。東に古都蘇州、西に広大な太湖を臨む蘇州高新区は、1990年に開発・建設され、1992年に中国初の国家級高新区として認可されました。 30年間以上の開発と建設を経て、今区内の外資系企業は延べ1950社、シーメンスの中国・東アジア本部、サーモ・フィッシャーのアジアパシフィックライフサイエンス産業基地、クノールブレムゼ商用車システムの中国研究開発センターなど、80社以上の外資企業本部が集まり、世界トップ500企業による投資プロジェクトも61件にのぼります。高新区に投資している企業がますます増えてきています。
我々は産業科学技術のイノベーションを促進し、中国科学院蘇州医療工程研究所、清華蘇州環境イノベーション研究所などの機関やプラットフォームを100以上導入しました。
高新区には国家級ハイテク企業1631社、上場企業34社が集まり、新世代情報技術とハイエンド設備製造の2大主導産業の生産額は1000億元を超えており、新エネルギー、光電・集積回路、医療機器、ヘルスケアなどの新興産業は勢いよく発展をとげています。
我々は常に日本との協力関係を最重要視しており、双方の共同努力により、全方位で、で、多レベルの協力パターンが形成され、長江デルタ地域随一の「日本資本高地」として大きな反響を呼び続け、中国で唯一の「中日グリーン産業イノベーション協力モデル区」が認可されました。
最近の発展トレンドとして、まずは、日系企業の集積が加速しています。 区内の日系企業は758社に達しており、蘇州の日系企業総数の3分の1を占め、累計投資額は200億米ドルを超え、パナソニック、キヤノン、三井物産など世界トップ500企業18社、三菱化学シェアードサービスセンター、ワールドリンク中国本社、デニック研究開発センターなど20の日系企業本社が入居しています。
次に、支援サービスがより完備されています。日系中小企業サービスセンターが設立され、日系企業に全プロセスにおけるきめ細かい的確なサービスを提供しています。また区内では、日系銀行、日系クリニック、日系ショッピングモール、日本人学校などの関連施設が充実しており、日本人にとってより良い環境が整っています。
第三に、友好交流が一層深まっています。 熊本市と友好提携を結び、寒山寺の新年祝賀会、中日企業家の桜マラソン、日本企業クラブのシンポジウムなどの活動を定期的に開催し、蘇州民族管弦楽団の日本公演を行い、日本企業が積極的に地域の公共福祉事業に参加するなど、双方は強く深い絆で結ばれています。
今後、日本との協力を長期的な発展戦略としてとらえ、市場重視、法治主義、国際的なビジネス環境の整備に力を入れ、定期的かつ長期的なサービスメカニズムを改善し、日系企業の投資と発展のために専門的で質の高いサービスを提供し、今年800社の日系企業を突破し、3年後には1,000社を超えることを目指します。日本企業にとって蘇州高新区が「投資と事業展開の第一候補地」であり続けるよう、ビジネス環境のさらなる最適化に努めてまいります。