まずは、長沙市委と長沙市人民政府を代表し、長沙市の経済発展を支援してくださる各界の友人に対し、心より感謝申し上げたいと思う。本日の説明会を通じて、お互いの理解を深め、より多くのWin-Winのプロジェクトを達成することを願っている。
長沙市は湖南省の省都として、同省の政治、経済、文化、科学、教育の中心地である。また、「一帯一路」の重要なハブ都市であり、長江経済ベルトの中心地である。2022年末時点で、総人口は1,042万人に達し、地域内総生産が1.4兆元に達している。
長沙市は3000年の歴史を誇る中国初の「歴史文化都市」のひとつであり、豊かな歴史遺産と文化名所が数多く存在している。また、米国のイリノイ州、日本の東京に次ぐ世界第3位の建設機械産業の集積地であり、「建設機械の都」、「世界のコンピュータ都市」、「自動運転の先進都市」としても名を馳せている。そのほか、新エネルギー自動車、電子情報、新素材など6つの千億級の製造業クラスターを育成する強力な産業高地でもある。
さらに、長沙市は交通の便がよく、北京-広州、上海-昆明、重慶-厦門の3つの高速鉄道が交差する交通の要所である。アジアとヨーロッパを結ぶ中欧班列や、海に達する湘江水路などと連動し、国際交通ハブ都市としても重要な役割を果たしている。
ビジネス環境においては、湘江新区、長沙自由貿易区、中国-アフリカ経済貿易深化協力先行区などの主要な戦略プラットフォームを有し、高等教育機関が58か所、独立科学研究機関が99か所、国家イノベーションプラットフォームが132個、ハイテク企業が6600社以上集まり、世界トップ500企業のうち180社が進出している。ビジネス環境ランキングでは全国6位にランクされ、また、「中国最も魅力的な投資都市」、「中国最も満足度の高い投資都市」としても選出されている。
生活環境においては、2022年度の人口増加は、北京、上海、広州、深圳などの一線都市を上回り、全国1位となった。また、15年連続で「中国最も幸福感のある都市」として受賞している。
長沙市と日本は長年にわたり良好な協力関係を維持しており、双方のハイレベル訪問、経済貿易、友好都市、文化・科学・教育振興などの面で頻繁に交流が行われている。日本は長沙の第4の貿易相手国、第2の対外投資源であり、2022年の長沙の対日輸出入総額は96億元に達し、長沙に進出している日系企業は34社にのぼる。住友ゴム、イオングループ、三井物産などの日系企業はトップブランドの影響力を発揮し、市場シェアをリードしている。長沙市の対日投資として設立されたシクル・コーポレーションなどのプロジェクトは双方の協力モデルとなっている。
今回のセミナーを機に、双方が建設機械、バイオ医療、電子情報、文化コンテンツなどの分野における高い適合性と強い相互補完性に基づき、産業発展の新たな道を共同に開拓し、産業チェーンのサプライチェーンにおける協力と支援を強化し、科学技術のイノベーションと応用、成果の製品化における日本の先進的経験を学び、科学技術協力と科学技術イノベーションにおける「双方向」の交流をさらに促進する。RCEP枠組下のビジネスチャンスを共有し、高品質の製品、先端設備、主要部品の輸入を引き続き拡大させ、中日間の輸出入貿易の質の高い発展を目指して新たな成長ポイントを共同で創造する。平等互恵のWin-Win関係を共に築き、最高の優遇政策と企業サービスを提供し、市場化、法治化、国際化のビジネス環境を皆様に提供することを約束する。