TEDAは、産業イノベーションの先進的区域。近年、ますます多くのグローバル企業が「in China for China」のコンセプトで、現地でのイノベーションを重視し、中国にR&Dセンターを設立して現地での研究開発能力を強化している。例えば、トヨタやパナソニックはTEDAにR&Dセンターを設立している。R&Dセンターの発展を促進するためには、政策的な支援が不可欠である。今年初め、中国政府は外資系企業のR&Dセンター設立への投資を奨励する政策を発表し、支援を強化し、現在、この政策を実行に移すための細則が検討されている。また、R&Dセンターの発展は、人材支援とも深い関係にある。天津には、電子情報、自動化、化工、バイオ医薬、機械など200以上の学科をカバーする56の大学が所在し、年間20万人の卒業生を輩出している。また、中国で率先して十大産業人材イノベーション起業連盟を立ち上げ、現在1500人以上の起業家と2万人のエンジニアを結びつけ、海外のR&Dセンターに対して安定的に人材支援を行うことができる。我々は、日本企業がR&Dセンターの発展の勢いを利用し、R&Dセンター設立のペースを加速させ、中国市場により良いサービスを提供するために、現地企業との「ダブルR&Dセンター」モデルを形成することを歓迎する。