【表敬報告】安徽省商務庁一行

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【表敬報告】安徽省商務庁一行

 

【表敬報告】安徽省商務庁一行

【表敬報告】安徽省商務庁一行
 
 
 安徽省商務庁財務処張春風処長を団長とする安徽省経済貿易代表団一行が10月9日~13日、FaW TOKYO(ファッションワールド東京)への出展および関係経済団体との交流強化を目的に来日し、滞在中の12日に当会を表敬訪問しました。安徽省の発展状況を紹介し、紡績・アパレル業界の日本企業とのマッチングについて、当会の伊藤智業務部長等と意見交換を行いました。
 
◆来訪者名簿:(8名) 
   
 張春風   安徽省商務庁 財務処処長
 張   毅   安徽省商務庁 貿発処副処長
 呉   飈   安徽省涇県旭帆鞋業有限公司  総経理
 張利強   安徽省涇県旭帆鞋業有限公司  営業総監
 楊思軍   安徽艾麗格斯服飾股分有限公司 総経理
 徐文博   六安市順和羽絨制品有限公司  総経理
 丁紅全   銅陵日成紡織印染有限責任公司 総経理
 楊   璐   安徽軽工国際貿易股分有限公司 業務経理
 
 
 
安徽省商務庁張春風処長発言要旨
 今回の訪日は主に省内紡績・アパレル企業の出展サポートのためですが、この機にお目にかかることができて大変嬉しく思う。
 コロナ禍の3年間で人員往来と経済交流が停滞し、ポストコロナ時代の貿易・投資を促進すべく、商務庁は積極的に対外経済交流を展開している。省長は今ヨーロッパ諸国を訪問しており、来年は高知県との友好提携30周年の記念すべき年であり、省長または書記が訪日する予定。その際にぜひご協力いただきたい。
(以下安徽省の経済発展状況を簡単に紹介。)
 安徽省はこの5年間で、工業生産は逞しい上昇力を示しており、GDPは中位から上位へ上がり、昨年は4.5万億元を突破し、全国10位にランクイン。一人当たりGDPは約1万ドル、住民の一人当たり可処分所得は3万元といずれも上昇。消費財小売総売上高は2万億元を達しており、全国8位。
 15の分野での工業生産総額は千億元を超えており、世界において、ノートパソコンの市場シェアの10%、液晶スクリーンの20%を占めており、国内では、全国1/3の冷蔵庫、1/4の洗濯機、1/5のエアコンと1/5の輸出用自動車は安徽省で生産されている。また、新興産業の電動自動車、量子通信、DRAMチップ、太陽光発電、新エネルギー(電池)等の主要分野において全国トップレベルの成長を遂げており、科技創新版における上場社数は全国6位。
 国内の輸入出総量が下落している中、安徽省は安定に増加し、昨年は13位から10位へ這い上がり、輸出は前年同期比10.8%増加で全国9位、外資利用額は全国9位、対外投資は10位といずれも史上最高記録を達成。
また、産業の発展のみならず、環境の改善と保護にも力を入れており、昨年大気質の状態が良好だった日数の比率は81.8%を達している。
 今回の訪日は、地元企業12社を引率し、東京のファッションショーに出展している。安徽省の現代化紡績・アパレル産業は省の重点産業として推進されており、昨年時点で、一定規模以上の企業は1446社になり、営業利益は1231億元に達し、総量は1位上昇し、全国7位になっている。過去にファッション展示会の出展によって、良い成果につながった経験があるので今回も期待しているが、ポストコロナにおいてどこまで(受注が)回復できるかはまだ模索中。貴会の会員さまがもし投資・合作の意向があれば、ぜひお繋ぎいただきたい。
 「世界製造業大会」の実施機関は昨年より、安徽省商務庁から経済信息化庁へ移管され、こちらは引き続き、日本交流窓口を担当。日系企業と地元企業のWin-Win協業を引き続き推進していきたいと思う。
 ご存知の通り、自動車産業は安徽省の柱産業の一つで、新エネ車と自動運転車は特に目覚ましい発展を遂げており、自動車産業全体の輸出をけん引している状況。奇瑞(Chery)、江淮(JAC)、蔚来(NIO)、BYD、長安、フォルクスワーゲン等の自動車メーカが安徽省に集積しており、そのうち、奇瑞(Chery)は自主ブランドのリードとして輝いている。今年電気自動車の生産計画台数は1800万台で、輸出台数は前年同期比50%増加する見込み。
 今合肥市の蜀山区にて自動運転の実証実験が行われており、ごみ収集車や宅配車はすでに自動運転車に切り替えられている。安徽省政府としては、自動車産業を最重要分野として推進しており、今後は万億元級産業へ育成するように様々な優遇政策を打ち出している。今後は日本との関連分野におけるWin-Win協力を望んでいる。
 
 

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