【参加報告】対話山東-産業協力交流会

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【参加報告】対話山東-産業協力交流会

 

参加報告

参加報告
 
本会議のハイライト・ビジネスマッチング会

2023/10/11 Upd.

 

今般、山東省・鄧雲鋒副省長一行が訪日して2023年10月10日、都内にて「2023対話山東―日本・山東産業協力交流会」が盛大に開催されました。日中経済協会は、本会を後援するとともに、髙見澤学理事が開会挨拶いたしました。

 

以下には鄧雲鋒副省長の挨拶骨子と関連資料を掲示しますので、山東省経済の最新状況のご理解の一助としていただければ幸いです。

 
鄧雲鋒副省長 基調講演概要
  • 山東省は中国の東海岸に位置する人口、文化、経済の大省であり、中国の南から北への開放と、東から西への発展の戦略的結節点に所在。居住人口は1億人以上、人的資源が豊富で、生産年齢人口は6,000万人、人的資源の総量は1,500万人以上である。156大学に270万人近い学生が在籍し、人材、教育、革新の面でも強力な省である。
  • 山東省は、中国文明の発祥地であり、斉魯の大地は孔子と孟子の故郷であり、我々はしばしば「山、水、聖人」について語り合う。「山」は泰山であり、中国の古いことわざにある「五岳より帰り来たれば山を見ず」の第1山が泰山である。「水」は山東省にある中華民族の母なる川・黄河を指す。「聖人」とは孔子のことで、2500年以上前に山東省で生誕。さらに「海岸」を加えると、海岸線3,345km、海域面積が15.9万km2、海岸には青島のような美しい都市がたくさんあり、青島港のような良港も多数所在する。山東省の文化資源と観光資源は高い水準で開発され、全域観光モデル区と国際著名文化観光地の建設を加速させている。
  • 山東省は経済大省として、農業生産額は全国第1位、工業生産額は全国第2位、GRPは全国第3位であり、41の主要産業部門がすべて整い、市場参加者は1,400万人以上。昨年、全省のGRPは8.7兆元に達し、全国3位(成長率3.9%)、全国平均より0.9ポイント高い。輸出入総額は3.3兆元(+13.8%)、実際仕様外資は228.7億ドル(+6.3%)、経済総量と規模の優位性は、品質と効率、地域競争力の優位性へ寄与している。
  • 山東省と日本には、海を隔てての長い友好交流の歴史がある。1982年、我が省と日本の山口県は友好関係を樹立。これは山東省が締結した最初の省級友好都市である。現在までに山東省と日本は合計19の友好都市を締結している。2022年、山東省と日本は輸出入1,922.7億元を達成し(+5.8%)、今年上半期、山東省の対日輸入額は234.8億元に達し(+20.5%)、魯日地方経済貿易協力の可能性と活力を示した。
  • 習近平国家主席は山東省の発展を重視し、何度も山東省を視察し、重要指示を出した。私たちに「先頭に立って、新しい地平を切り拓く」という光栄な使命を与えた。現在、山東省はグリーン、低炭素、高品質な開拓区を建設し、高品質発展の要求を重視し、「山東実践」として中国式の現代化に邁進している。今年に入ってから、山東省は産業の高度化、デジタル化、消費振興行動などを加速し、一連の施策の組み合わせにより山東省の経済運営も良い方面へ転換した。今年上半期、4.4兆元のGRPは、前年同期比6.2%成長、全国平均より0.7%ポイント高い。これは、外部への開放レベルの高さゆえに、新たな機会、需要、空間をもたらし、広範なプラットフォームを提供しているから。
  • 45年前、中日両国の指導者たちは、優れた戦略的ビジョンと政治的勇気をもって、中日平和友好条約の締結という重大な決断を下した。現在、世界の100年来の変革期が到来し、中日経済貿易協力も新たなリスクと挑戦に遭遇している。山東省は中日経済貿易協力の橋頭堡として、互恵の原則を堅持し、引き続き日本との協力を深化させ、協力のレベルを全面的に高めることを望んでいる。この機会に、協力のために3つの提案をしたい。
  • その第一は、貿易規模のさらなる拡大である。経済・貿易協力は常に両国関係の「バラスト」であり「プロペラ」である。RCEPが発効し、中日両国は初めて関税削減協定に達し、正式な実施段階に入った。私は、双方がRCEPを推進し、企業が自由貿易を十分に享受できるよう指導し、通関の円滑化に努めたい。同時に、越境EC、市場調達など多方面の措置を強化し、双方の貿易規模を拡大し、貿易の成長点を開拓したい。
  • 第二は、産業マッチングのさらなる深堀りである。山東省と日本は産業チェーン、サプライチェーンと貿易構造などに強い補完性がある。本日の「対話山東」は4回連続で開催され、過去4年間、我々は省エネ・環境、医療、現代農業などの分野に焦点を当て、一連のセミナーを通じて成果を得てきた。私たちはこのプラットフォームを活用し、双方の産業発展のニーズを深く掘り下げ、協力プロジェクトをリストアップし、より深く、より実践的な産業協力を推進したい。
  • 第三に、協力の良好な雰囲気をさらに醸成したい。山東省と日本は地理的に近く、文化的にもつながり、商業的にも結びついている。文化、観光、教育など多くの分野で日本との協力を深め、文明交流と相互理解を促進し、人と人とのふれあいを促進したい。我々はビジネス環境を最適化し、日本企業と山東省政府の各部門との連絡ルートを確立・改善し、山東省における日本企業の発展を保障するために大いに努力したい。
  • 山東省は今後も対外開放を高いレベルで拡大し、世界の分業と協力に深く参与したい。山と海を楽しみ、風と月を抱き、賢者を讃え、文化を鑑賞し、ビジネスを興し、人生を楽しみ、相互利益とWin-Winの明るい未来を創造してまいりたい。
 

配布資料のダウンロード

配布資料のダウンロード
 
式次第 ( 2023-10-11 ・ 325KB )
     
 

写真で振り返る対話山東(多くは主催者提供)

写真で振り返る対話山東(多くは主催者提供)
 
開会前写真展示を参観する鄧雲鋒副省長、髙見澤学日中経済協会理事ら
 
中華人民共和国駐日本国大使館・楊宇公使開会挨拶
 
中国国際貿易促進委員会・張少剛副会長開会挨拶(ビデオレター方式)
 
日中協力プロジェクト調印式では8件の新規案件の署名がなされた
 
閉会に際して来賓一同による記念撮影
 
会場全景1(横から)
 
会場全景2(後ろから)
 
ビジネスマッチング会における商談風景の一コマ
 

ご案内

ご案内
 
2023/10/2 第2報を追記
2023/10/6 第3報を追記
2023/10/11 終了しました
 
会議事務局より最新の準備状況を共有いただきましたので、以下に追記いたします。
 
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10月10日(火)開催となる「2023対話山東―日本・山東産業協力交流会」の詳細と最新のプログラムにつきまして、以下ご連絡させていただきます。

添付ファイル:マッチング商談会の中国企業情報です。赤字の企業はマッチング先を追加で募集中でございますので、ご興味のある企業様はぜひ当日、マッチング商談会の際にスタッフにお声掛けください。
 
 
【ご案内】2023対話山東―日本・山東産業協力交流会
 
◆日時:2023年10月10日(火)14:30~18:00
 
◆会場:ホテルニューオータニ東京 ザ・メイン1階 芙蓉の間
  東京都千代田区紀尾井町4-1
 ※JR四ツ谷駅、東京メトロ 赤坂見附駅、永田町駅、麴町駅が最寄駅となっております。
  詳しい情報はこちらでご覧ください。
 
◆主催:山東省人民政府、中国国際貿易促進委員会、独立行政法人日本貿易振興機構
 
◆実施:山東省委員会外事委員会弁公室、中国国際貿易促進委員会山東省委員会
 
◆後援:一般社団法人日本経済団体連合会、一般財団法人日中経済協会、一般社団法人日中投資促進機構、日本国際貿易促進協会、公益社団法人 関西経済連合会、大阪商工会議所、一般社団法人日中経済貿易センター、一般社団法人日中科学技術文化センター、一般社団法人関西中華総商会
 
◆プログラム:
14:00~ 受付開始
14:30~15:10 主催者・来賓挨拶
 ・中華人民共和国駐日本国大使館 公使 楊宇氏
 ・衆議院議員 山本幸三氏
 ・衆議院議員 藤丸敏氏
 ・中国国際貿易促進委員会 副会長 ビデオメッセージ
 ・日本貿易振興機構 理事 高島大浩
 ・一般財団法人 日中経済協会理事 高見澤学氏
 ・山東省人民政府 副省長 鄧雲鋒
15:20~16:10 日中協力セミナー
 ・山東省民政庁 庁長 荘厳
  『山東省のシルバー産業のご紹介』
 ・キャノングローバル戦略研究所 研究主幹 瀬口清之氏
   『日中協力における新たなチャンス』
 ・濱州市委員会常務委員、広報部部長、濱州経済技術開発区工作委員会書記 馬俊昀
   『濱州市プロモーション』
 ・日本貿易振興機構 山東事務所 代表 吉川明伸
  『日本の製品・技術と協力ニーズを把握し、ビジネスチャンスを掴む』
16:10~16:20 調印式
16:20~16:30 記念撮影・閉会
16:30~18:00 マッチング商談会  同会場内にて
18:00~19:30 懇親会(申込みいただいた方のみ) 会場:芙蓉の間・東
 
 <マッチング商談会にお申込みの方へ>
来日企業の最終調整を行っておりますため、マッチング先・タイムテーブルについては当日受付にて配布いたします。
マッチングの希望状況によってはご希望に添えない場合がございますので予めご了承ください。
なお、やむを得ず参加を辞退される場合は事前に本メールアドレスまでご連絡いただけますと幸いです。
 
それでは当日のご参加をお待ちしております。
 
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2023対話山東-日本・山東産業協力交流会
事務局 田中・河合
当日(10/10)連絡先:070-2301-1587
TEL:06-6543-6899 (10:00~17:00)
WEBサイト:https://taiwa-shandong.com/
E-mail: info@taiwa-shandong.com
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2023/9/8 第1報を掲載
 
 中国国際貿易促進委員会山東省委員会より、10月10日(火)午後に東京で開催される「2023対話山東―日本・山東産業協力交流会」の参加案内をいただきました。ご関心の企業におかれましては、添付案内状をご参照のうえ、所定の手続きに沿ってお申し込みをお願い申し上げます。
 
(写真は昨年の同会議。事務局(ゴールデンブリッジ社のWeb)より転載)
 

 
 
 
「2023対話山東―日本・山東産業協力交流会」参加ご案内
 
 初秋の候、皆様ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。
 さて、来る10月10日(火)に中国山東省人民政府による「対話山東」シリーズの第四回目となる「2023対話山東―日本・山東産業協力交流会」が開催されることとなりましたので、ご案内いたします。この「対話山東」は産・官・学の幅広い組織・専門家の方々からのサポートのもと、2020年から始まったものであり、質の高い交流プラットフォームとして認知されています。
 本年はコロナ禍の収束を受け、久方ぶりに対面での開催となります。中国より行政部門とともに民間からもヘルスケア、環境保護、農業・食品など50~60社計150名程度が参加予定です。日本と中国山東省の企業における協力や提携の可能性を広げるべく、講演やマッチング商談会など様々なプログラムを企画しています。
 中国東部・黄海に面する山東省は1億以上の人口による高い購買力と、幅広い産業インフラを備えた大きな市場となっています。コロナ禍が収束した今、経済も回復基調で、上半期の域内総生産額(GRP)は4.41兆元(約88兆日本円)超、前年比6.2%の成長率を見せています。
 中国の主要産業の最新情勢やコロナ後の対外協力ニーズについて知れる、またとない機会となります。ご多忙のこととは存じますが、是非ご参加を賜りますようお願い申し上げます。

開催概要
 
日時:2023年10月10日(火)日本時間14:30~18:00 ※18:00以降懇親会を予定
会場:ホテルニューオータニ 東京(予定) 東京都千代田区紀尾井町4-1
主催:山東省人民政府、中国国際貿易促進委員会、独立行政法人日本貿易振興機構
実施:中国共産党山東省委員会外事委員会弁公室、中国国際貿易促進委員会山東省委員会
協力:調整中
後援:調整中
参加人数:250~300名(うち中国から行政・民間合計150名程度が参加予定)
 ※中国側の参加企業情報につきましては当イベントの公式ウェブサイトをご覧ください。
参加費:無料
 

資料のダウンロード

資料のダウンロード
 
2023対話山東 参加案内状 ( 2023-09-08 ・ 24KB )
※プログラム概要、参加申込方法など。当イベントの公式ウェブサイトからWeb申込も可能です。
 
山東省企業の日本企業に対するニーズ ( 2023-09-08 ・ 73KB )
※55社 8月31日現在
 

これまでの対話山東(日中経済協会による開催報告)

これまでの対話山東(日中経済協会による開催報告)
     
 

本件お問い合わせ

本件お問い合わせ
 
日中経済協会業務部(担当:澤津)
 TEL: 03-5545-3113
 naoya.sawazu[at]jc-web.or.jp ※[at]は@に変換ください。
<<一般財団法人日中経済協会>> 〒106-0032 東京都港区六本木1-8-7 MFPR六本木麻布台ビル6階 TEL:03-5545-3111 FAX:03-5545-3117