●上海輸入博、北京貿易サービス博、広州交易会に並ぶ4大国家級博覧会の一つで、国内外のアパレルや化粧品、食品など消費関連のブランドが出展する大型展示会。
●2023年の第3回消費博は65か国の国・地域から3000以上のブランドが参加。展示面積は前回比20%増の12万平方メートル。今年はイタリアが主賓国で、いずれも前回比2倍の展示面積1800平方メートル、147ブランドが出展。海南の免税政策を利用した「自動車の免税販売企業」のブースもあった。
●日本からは資生堂の他JETRO日本館やパナソニック・ローソンなどが参加。JETRO日本館は食品、美容・サプリ、生活雑貨など39社が参加。単価1000元以上の高級鍋や、「鎌倉シャツ」など高価格帯の商品を出展する企業も多かった。
●海南省外事弁公室によれば、海南省の投資誘致の課題は人材と物流。省内の多くの人が農民で、ハイテク企業を誘致しても従事できる人材が限られており、また離島であるため必ず物流コストがかかる。一方ボアオの医薬特区に一部日系製薬メーカーの進出計画があるとのこと。