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2011年広西チワン

 

族自治区外資企業投資誘致プロジェクト一覧

族自治区外資企業投資誘致プロジェクト一覧
 
先日、当会を訪問しました広西チワン族自治区投資促進局ご一行より、日本企業をはじめとした外資企業投資誘致プロジェクトの一覧表を入手いたしました。
 
広西チワン族自治区は、2010年からASEANとのFTAが始まったことにより、ベトナムと国境を接することから、非常に注目されている地域の一つで、国境周辺は中国・ベトナムを行き来する物流の要衝となっております。
自治区には、防城港市、北海市、欽州市に港湾施設を有し、物流面でも整備されてきています。  
   
プロジェクトの一覧は、こちらをご覧ください。
2011年広西チワン族自治区外資企業誘致 ( 611KB )
   
【広西チワン族自治区概要】 
Ⅰ.概況
 
1.基本情報
広西の名は広南路と呼ばれていた嶺南一帯(広東・広西)が宋代に広南東路と広南西路に分かれ、広南西路がのちに広西路と呼ばれたことに由来する。58年に広西省から現在の名称に改称。略称は「桂」。
2009年、広西チワン族自治区の人口は、4,856万人。首府の南寧市は698万人、桂林市は512万人。
同自治区の面積は、23万6千k㎡で、日本の本州と同程度の広さであり、中国全土960万k㎡の約2.5%を占める。
同自治区は、熊本県と友好都市関係にあり、桂林市は、熊本市、茨城県取手市、兵庫県加古川市並びに石川県小松市と、北海市は熊本県八代市と友好都市関係を締結している。
 
2.地理
西は雲南省、北は貴州省、湖南省、東は広東省と接し、南は北部湾(トンキン湾)に面している。東西北は標高1,000~1,500mの山地に囲まれた盆地であり、区の面積の半分は石灰岩地帯で、桂林市に代表される山水景勝地を作っている。中国西部の12省・自治区で、唯一の沿海地区である。
南西はベトナムと637kmの国境を接しており、中国における対ASEAN経済交流の最前線地域である。
南寧市からベトナムの首都ハノイまでは360km、広東省広州までは600kmの距離にある。
首府の南寧市は、一年中花が咲き、常緑の木々に溢れており、「緑城(緑の街)」と呼ばれる。
 
3.気候
亜熱帯性モンスーン気候で、夏は高温多湿、冬は温暖。
9月の平均気温は南寧市で27℃、桂林市で25.7℃で、東京(23.2℃)と比べて暑い。
9月の降水量は南寧市122mm、桂林市77mmであり、東京(180mm)よりも雨量が少ないが、5月から9月はスコールがたびたび降り、7月から9月は台風のシーズンにあたる。
 
4.民族
同自治区は、多民族地域であり、チワン族、瑶(ヤオ)族、苗(ミャオ)族をはじめとする12の少数民族が住んでいる。区内の少数民族人口は1,923万人で、チワン族人口は1,650万人で(以上2008年)、区内総人口の約3割を占める。チワン族は、中国の少数民族の中で最大の人口を持ち、その約9割が区内に居住している。
衰退する清王朝と、アジアへの勢力拡大を図る列強との狭間で起こった太平天国の乱(※)や、国共合作崩壊後の鄧小平による右江革命根拠地(※)の創設運動は、広西で起こり、多くのチワン族が参加し、革命的伝統が称えられる。
 
※太平天国の乱…清代末期の1851年、洪秀全(客家)を指導者として、広西省桂平県金田村で起こした反乱。洪秀全は、太平天国という新国家樹立を宣言し、天王として君臨した。1853年には南京を占領し、天京(てんけい)と改め首都とした。キリスト教思想のもとに、清朝打倒・土地私有反対・経済的平等をうたったが、56年頃から内紛が激化し、1864年鎮圧された。
※右江革命根拠地…国共合作崩壊後の1929年、上海の共産党中央は、広西地区に革命根拠地を創設することを計画した。 指令を受けた鄧小平が、ベトナムのハイフォン経由で百色市に潜入し、チワン族農民指導者 韋抜群とともに百色蜂起を引き起こし、「右江ソビエト政府」を樹立。さらに翌年には左江も占領し、左右江ソビエト地区を形成した。 
 
Ⅱ.経済概況
 
1.全体経済
2010年、同自治区のGDPは9,502億元で、前年比14.2%の伸びで、全国第18位。隣の広東省の1/4以下である。全国GDP成長率(10.3%)より、4%も高い成長率を記録した。
食品、非鉄金属、石化、冶金、自動車、機械、電力の7大工業が経済成長の牽引役となり、2002年からは、全国平均GDP成長率を上回り、10%以上の経済成長を遂げている。1人当たりのGDPは、15,923元。2010年の第一、二、三次産業の割合は、17.6%、47.5%、34.9%で、全国平均に比べて、第一次産業の割合が高いことがわかる。
(出典)広西統計年鑑2010、2010年広西国民経済和社会発展統計公報、2010年国民経済和社会発展統計公報
 
2.産業
温暖な気候、豊富な降水量を利用した農林産業と、それを原料とした加工産業、豊富な鉱物資源を背景とした鉱業が発達している。
農業では、温暖な気候を生かして、二期作や三期作が行われる。サトウキビ、精糖、養蚕の生産量が全国1位。中国南部の重要な林業区であり、林業では、松ヤニ、木材の生産量が全国1位、オオアブラギリ(桐油の原料)の生産量が全国2位である。
鉱業では、「非鉄金属の里」と呼ばれるように中国の十大非鉄金属の産出地の一つであり、鉱物資源に恵まれている。錫とマンガンの埋蔵量は全国第1位で、全国総埋蔵量の1/3。アンチモン、銀、チタン、ボーキサイト、タングステン等も上位である。今年7月には、中国アルミ業股份有限公司が広西有色金属(非鉄金属)集団有限公司、研有稀土新材料股份有限公司と共同出資し、南寧に中国アルミ広西稀土開発有限公司を設立するなど、レアアースの開発も進展が期待される。
工業では、石灰岩地帯であることからセメント原料が豊富にあり、セメントの生産量が全国6位。自動車の生産量が全国4位。同自治区は、1979年の中越戦争で大きな被害を受けており、首府南寧は、92年まで対外未開放地区だったこともあり、柳州で自動車産業、鉄鋼業が発達している以外は工業があまり発達していない。
また、三つの水系(西江水系、長江水系、南部沿海部水系)を持つ同自治区は、水資源も豊富であるため「西電東送」プロジェクトにおける広東省への電力供給地として、現在も積極的な水力発電所建設が行われている。
 
(同自治区の主な産業)
 (出典)中国統計年鑑2010
 
3.交通
南寧-広州、南寧-昆明、南寧-柳州、南寧-欽州を結ぶ高速鉄道の建設が進んでおり、2012年から2015年にかけて開通予定である。
南寧市では、都市の拡大に伴い、09年から地下鉄の建設が始まった。本線2本、支線4本の計6本の建設を計画しており、本線の1号線(東西線)と2号線(南北線)は、15年に開通予定である。
 
4.都市開発、開発区
84年、北海が沿海開放都市に指定され、92年には、「北海銀灘国家リゾート」が国家級リゾート地区として認定され、同じく92年、憑祥、東興が辺境開放都市に指定され、「憑祥市辺境経済合作区」、「東興鎮辺境経済合作区」が国家級の辺境経済合作区として認定された。
同自治区では、桂林高新技術開発区(88年設立、91年国家級に認定)、南寧高新技術開発区(88年設立、92年国家級に認定)、南寧経済技術開発区(92年設立、01年国家級に認定)の発展を背景に、06年、同自治区は、広西北部湾経済区発展計画(06年-20年)を打ち出し、国務院が08年に批准し、国家級プロジェクトに昇格した。同計画では、首府南寧市と、港を有する3都市の北海市、欽州市、防城港市を経済開発集中区と位置づけ、中国東部からの産業移転を促すとともに、中国の対ASEAN連携の核として地歩固めを進めている。 
 
Ⅲ.企業活動
1.現地企業
自治区内の有名企業は、昨年武漢鋼鉄と合併した柳州鋼鉄(集団)公司、ディーゼルエンジン・建設機械製造の玉柴機器集団有限公司、東風汽車有限公司(東風日産)の傘下企業である東風柳州汽車有限公司などが挙げられる。また生産コスト・エネルギー効率ともに全国トップの平果アルミ業公司は、99年、国有企業改革の中で、非鉄金属業界では「債務の株式化」の第1号となった。 
 
2.日系企業
主な進出日系企業は、王子製紙(南寧)、ハリマ化成(南寧、桂林)、ダイセル化学、フォスター電機(ともに南寧)、NEC(桂林)、シチズンファインテックミヨタ、荒川化学(ともに梧州)などが挙げられる。2011年、広西日本商工会が設立され、会員数は12社(法人)。
 
※出典:21世紀中国総研編『中国進出企業一覧(上場会社篇)(07-08年版)』
      『截止2008年日本v在広西投資情况』(広西商務庁09年3月)http://wzc.guangxi.mofcom.gov.cn/column/print.shtml?/ztfenxi/tjxm/200903/20090306080041
 
Ⅳ.ベトナム・ASEANとの関係
 
1979年、中越戦争で一時ベトナムとの経済関係は断絶するが、旧ソ連の崩壊を期に小規模国境貿易が徐々に復活。1992年には中越国交が復活して以降、同地域の緊張緩和が進んだ。
今年は、中国とASEANが関係を構築して20年目にあたり、「中国・ASEAN友好交流年」と呼ばれる。
2004年には、温家宝総理の提唱により、中国-ASEAN投資貿易博覧会が南寧で初めて開催された。過去7回の開催期間中に、グエン・タン・ズン首相(ベトナム)を始め、アロヨ大統領(フィリピン)、ボルキア国王兼総理(ブルネイ)、ユドヨノ大統領(インドネシア)、フンセン首相(カンボジア)の他、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイの総理(何れも当時)、各国経済貿易大臣らが出席している。今年は、10月21日~26日で開催される予定。
同じく2004年、中国-ASEAN投資貿易博覧会の会場である南寧国際会展中心の東側に、「中国・ASEAN国際商業区(省級経済開発区)」が設立された。同商業区内では、ASEAN各国の領事管区を中心にマレーシア、ベトナム、ラオス、インドネシア、ブルネイ、ミャンマー、シンガポール、フィリピン、タイ、カンボジアの各園に加え、日本園区、韓国園区の13の園区からなり、目下建設が進められている。同自治区は、同商業区を中国・ASEAN自由貿易圏の経済貿易協力の窓口として発展させる計画である。
 
2010年1月1日、中国・ASEAN自由貿易地域(CAFTA)始動を受けて、同自治区の貿易総額は177.06億元と金額は低いものの、対ベトナム貿易が3割を占めるなど、ASEAN地域との連携が急速に強まっている。これらを支える交通インフラも、南寧-ハノイを結ぶ高速道路(約360㎞)が2005年に開通。ベトナムとの国境を接する雲南省・昆明では、1996年、マレーシアのマハティール首相が提唱したシンガポール-中国-韓国釜山を結ぶ「汎アジア縦貫鉄道」構想のシンガポール-昆明間(東南アジア縦貫鉄道)の建設が進み、同自治区では、南寧からハノイに接続する在来線型高速鉄道建設が同自治区の12次5カ年計画の最優先案件と位置づけられ、2011年中の着工、5年以内の完成を目指している。
2011年3月には、中越国境の川である北侖河の東岸に位置し、ベトナムモンカイ市に隣接する同自治区東興市に、東興互市貿易区が正式に竣工した。中国とベトナム辺境最大の互市貿易区として、計画総建築面積約100万㎡、予算総投資額約20億元をかけて建設する予定である。さらに、2011年には対ASEAN貿易を睨んだ広西欽州保税港区、続いて憑祥総合保税区が運用開始を予定している。 
 
Ⅴ.観光資源
 
(桂林・漓江下り)
桂林は、澄んだ川の流れ、その両岸にそびえる山々、古くから山水画そのものと謳われる風景が世界的に有名。「『漓江』と『桃花江』は青い絹帯のよう、そびえる山々は碧玉のかんざしのよう」と言われる美しい風景は、これまで多くの文人を魅了し、『桂林山水甲天下(桂林の山水は天下一)』と言われるように、多くの芸術作品の中で賞賛されてきた。水墨画のような独特の風景を楽しむには、漓江下りが最適である。
 
漓江は、全長437㎞で、桂林市内を南北に貫いており、なかでも最も景観が優れているのが桂林-陽朔の83㎞の区間である。漓江下りでは、名のついた数々の奇岩、美しい風景の中を縫うように進む。『竹江碼頭』から乗船した後、羽を広げて歓迎している様に見える『蝙蝠山』、桃源郷に続くと言われている鍾乳洞『冠岩幽洞』、山壁の斑紋が一幅の馬画に見える『九馬画山』、水面に映った風景がまるで山頂を航行しているように感じる『黄布倒影』、あまりの美しい風景に、いにしえの人が桃源郷と呼んだ『興坪』(人民元20元札のデザイン画)など絶景が連続する。下船地の終点『陽朔』では、田園山水が広がる。
 
陽朔では、1400年以上の歴史を持つ商店街『西街』、岩山に月門の様な穴の空いた『月亮山』などが愉しめる。
 
問合せ 日中経済協会 太田 ℡03-5511-2514 
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