【参加報告】成都市蒲江県投資誘致説明会(10/29・東京)

2025/10/29 Upd.
今般、四川省成都市蒲江県より甘鋭副県長一行が来日し、2025年10月29日に都内で「蒲江投資誘致説明会」が開催され、日中双方から約30名が出席しました。当協会は、賛助会員の ゴールデンブリッジ社 からのお招きにより、業務部が出席しました。
蒲江は川蔵鉄道基地と国際物流港を核に西・南向き貿易ハブ化を推進し、中独中小企業モデル区などで企業誘致を図っています。一方、ハイエンド人材確保、外資と地場農業の連携、コールドチェーンなどインフラ整備、開発と生態保護の両立が課題となっているということです。
出席企業に対しては、蒲江県への投資や事業への関心を求め、幅広い経済交流に期待感が示されました。
<訪日メンバー>
- 甘 鋭 蒲江県委常委、副県長
- 鐘 鋭 蒲江県発展改革局党組書記、局長
- 羅 艶 蒲江県文化広電体育和旅游局党組書記
- 王李洪 蒲江県西来鎮党委書記
Keywords: 中欧班列、蒲江物流港、中独モデル区、川蔵鉄道
甘鋭副県長 基調講演

「生態の福地・美しき小さな都市」――中国蒲江の独特な魅力と無限のビジネスチャンスを紹介できることを嬉しく思う。本日の会議が友好協力の新たな出発点となることを願う。
蒲江县は成都平原南西部に位置し、成都市の重要な一部。総面積は583km2、常住人口は26万人。自然環境は優美で、人文の薫り高く、生活の質も優れている。
蒲江县は成都平原南西部に位置し、成都市の重要な一部。総面積は583km2、常住人口は26万人。自然環境は優美で、人文の薫り高く、生活の質も優れている。
中国成都について

成都は四川省の省都であり、4500年以上の文明史、2300年以上の建城史を誇る。成都はまた、中国の国宝ジャイアントパンダの故郷としても知られる。
現在、成都の総面積は1万4300km2、常住人口は2,147万人。中国で最も活力と幸福感に満ちた都市の一つである。2024年には経済総量が2兆3,000億元を突破し、16年連続で「中国で最も幸福な都市」第1位を維持している。
今日の成都は、科学技術が発達し産業が盛んである。国家級イノベーションプラットフォームが146カ所、国家級ハイテク企業が1万4,500社あり、世界イノベーション指数で23位。電子情報・設備製造の2つの1兆元級産業クラスターと、11の1,000億元級重点産業を有する。
市場は広く消費は繁栄。西部12省(区市)・3億8,300万人を抱える経済圏の中心として、成都は強い波及力を持ち、「中国で最も投資吸引力のある都市」に選ばれている。国際消費中心都市の建設を加速し、社会消費品小売総額は1兆元規模を突破、全国で小売第4位の都市である。
交通も至便で世界へ通じる。成都は中国で3番目に2つの国際空港を持つ都市であり、2024年の航空旅客取扱量は1億5,000万人・回、貨物郵便取扱量は100万トンを超え、中国内陸の「航空第3都市」に躍進した。
「蓉欧+」戦略の下、成都発国際定期列車は海外120都市と結ばれ、中欧班列はコスト面で最も低く速度も最速級のルートとなっている。全国の中欧班列9本に1本は成都発であり、中西部外貿の首位都市の座を保つ。
成都は200以上の国・地域と経済貿易関係を築き、駐成都領事機関は23、フォーチュン500企業は315社、友好都市・友好協力都市は241に上り、「国際友好都市卓越貢献賞」を受賞している。
現在、成都の総面積は1万4300km2、常住人口は2,147万人。中国で最も活力と幸福感に満ちた都市の一つである。2024年には経済総量が2兆3,000億元を突破し、16年連続で「中国で最も幸福な都市」第1位を維持している。
今日の成都は、科学技術が発達し産業が盛んである。国家級イノベーションプラットフォームが146カ所、国家級ハイテク企業が1万4,500社あり、世界イノベーション指数で23位。電子情報・設備製造の2つの1兆元級産業クラスターと、11の1,000億元級重点産業を有する。
市場は広く消費は繁栄。西部12省(区市)・3億8,300万人を抱える経済圏の中心として、成都は強い波及力を持ち、「中国で最も投資吸引力のある都市」に選ばれている。国際消費中心都市の建設を加速し、社会消費品小売総額は1兆元規模を突破、全国で小売第4位の都市である。
交通も至便で世界へ通じる。成都は中国で3番目に2つの国際空港を持つ都市であり、2024年の航空旅客取扱量は1億5,000万人・回、貨物郵便取扱量は100万トンを超え、中国内陸の「航空第3都市」に躍進した。
「蓉欧+」戦略の下、成都発国際定期列車は海外120都市と結ばれ、中欧班列はコスト面で最も低く速度も最速級のルートとなっている。全国の中欧班列9本に1本は成都発であり、中西部外貿の首位都市の座を保つ。
成都は200以上の国・地域と経済貿易関係を築き、駐成都領事機関は23、フォーチュン500企業は315社、友好都市・友好協力都市は241に上り、「国際友好都市卓越貢献賞」を受賞している。
蒲江県について

「昨日の蒲江、今日の蒲江、未来の蒲江」の3つの視点で故郷を紹介する。
蒲江は成都で最初の「千年古県」。歴史上、商業が発達し文化が繁栄していた。戦国時代出土の「成都矛」は「成都」の2文字を刻む最古の文物であり、成都が2300年間名称も城址も変わらなかったことを証明する。また春秋戦国期のペルシア製「蜻蛉玉」は、蒲江が古代西南シルクロードと茶馬古道の重要な結節点として多文化と商業繁栄を享受していた証である。
蒲江は古来より工業と商業の重点で、製塩・製鉄は明清期まで続いた。製鉄炉や塩井遺跡が至る所に残り、蒲江の製造業の隆盛を物語る。
写真は唐代飛仙閣摩崖石刻に表された古代西アジア「胡人」の像である。
唐宋期の茶馬古道は、成都蒲江から出発しチベット、インドへ至る南シルクロードの繁華を証明する。
過去の蒲江が時空を超えた文化的共鳴を与えるとすれば、今日の蒲江は「生態の福地・投資の窪地」である。
成都の西・南のゲートウェイとして、蒲江には4つの高速鉄道駅があり、30分で成都中心部へ、1時間で双流・天府両空港へ至る。蒲江は成都で最良の生態基盤を持ち、「全国初・四川初の国家エコ文明建設モデル県」である。
「都市の肺」と呼ばれる蒲江の森林被覆率は70.68%、空気質は年間を通じ国家2級基準より良好、1cm3あたりのマイナスイオン日平均濃度は5,000個超。成都で唯一の「中国気候宜居都市」「中国天然酸素バー」である。
生態が良ければ水質も良い。蒲江の地表水は年間を通じてIII類以上を保つ。中国著名のミネラルウォーター「景田百歳山」は蒲江に拠点を置いた。水が良ければ酒も良い。全興大曲、牛欄山二鍋頭、光良酒などの酒造企業がある。
蒲江は農業が発達し、農民は豊かで、農村は美しい。国家現代農業モデル区であり、主導産業である柑橘・キウイ・茶の栽培面積は計60万ムーを超え、いずれも中国国家地理標志製品トップ40に入る。
建設中の「万果博覧会」はコールドチェーン物流を基盤に展示、ライブコマース、ブランドマーケティングを組み合わせ、西南に根ざし全国を覆い世界へ向けた高品質果物産業エコシステムを形成する。
蒲江には中国中西部唯一の中独中小企業協力モデル区があり、「専精特新」中小企業クラスターの道を歩む。設備製造・グリーン食品・バイオマニュファクチャリングの3産業を重点育成。設備製造ではボッシュ(独)、シーリー(米)、東洋炭素(日)など100社以上を集積。グリーン食品では百歳山、牛欄山酒業などが進出。バイオ製造では新朝陽、円大生物など40社超の合成生物企業が集まる。
成都は「雪山の麓の公園都市」と称され、成都で雪山を最も美しく望めるのが蒲江である(写真は蒲江と蜀山の王・貢嘎雪山を同一フレームに収めた実景)。蒲江では雲の滝や満天の星を堪能できる。
観光資源も豊富で多彩。省級風景名勝区が1カ所、4A級景区が2カ所、3A級景区が1カ所。全国レジャー農業・農村観光モデル県、四川省初の全域観光モデル区などの称号を得た。
写真は全国重点農村観光村「明月村」と天府観光名村「鉄牛村」である。ここには北京・上海さらには海外から帰国した優秀な若者が多く常住し起業している。
蒲江は山川が秀麗で、どこも景勝地。「成佳茶郷の万畝」の茶園は茶香漂う田園詩。石象湖の四季の花海は静かなる湖水と交錯し童話の世界を創り出す。長秋山に登れば雲霞の中から沃野を俯瞰し天地の広がりを感じる。麓の伝統集落・余家碥は青石と古民家が歳月の物語を語る。
妙音湖は薄霧に包まれ、禅静なる趣が漂う。ここは国際エコツーリズムリゾートへの転換を加速中である。総計画面積33km2、水域面積は灌漑用途で800余ムー。茶園は2.2万ムー、松林は8000ムー余り、林盤は100余カ所。我々は高級リゾートホテル(民宿)群、高級ショッピング、テーマパーク、アウトドアスポーツパーク、ウォータースポーツ、ヘルスケアなどの事業を誘致する予定である。
未来の蒲江は、戦略の後押しにより機会が無限で発展ポテンシャルが巨大である。我々は国家戦略と超大都市のエネルギーを捉え、川蔵鉄道世紀プロジェクトへ深く融合する。
川蔵鉄道全線唯一の運維保障基地は蒲江工業園区の隣に設置される。これを基盤に川蔵鉄道蒲江国際鉄道物流港の建設を計画・開始した。同時に中独(蒲江)産業新城が誕生。「産・城・人」の理念で先進製造業園区、鉄道物流港、川蔵鉄道総合保障基地、長秋山森林公園、総合生活区の5大ブロックを配置し、将来的に人口を30万人以上増加させる。現在、重点プロジェクト7件を実施中で総投資は75億元である。
建設開始済みの蒲江鉄道物流港は、中国西部陸海新ルートの重要物流拠点となり、蒲江は成都の西・南への新たなゲートウェイ、そして中国西部と欧州各国をつなぐ重要ノード都市となった。
川蔵鉄道開通後、西へは貨物が川蔵鉄道でチベットの亜東・ジロン口岸へ至り、建設中の中欧鉄道にシームレスに接続し、国際・国内で軌間変更なしの輸送が可能となる。南へは成昆鉄道経由でミャンマー、シンガポールなど東南アジア諸国へ到達し、21世紀海上シルクロードの海運で欧州へも届く。従来ルートに比べ安全性と効率性が向上する。
優れた生態資源を持つ郊外新城は超大都市において希少資源である。米国アーバインやオランダ・ブラリクムなどの例のように、郊外は企業・大学・研究機関の仕事と生活の最優先地となっている。
蒲江はいま、自然生態の優位を基盤に、ハイテク・高エネルギー企業の「本社郊外化、ビジネスシーン化、オフィス生態化」の潮流に応じ、「1つの上質な林盤が1社の郊外本社を生む」という理念のもと、中国初の郊外本社田園エコビジネス区を創設した。
これは都市と経済発展の法則に沿う現代サービス産業の高地である。我々は低密度・国際志向・ゾーン型・エコロジカルという計画理念で、西来・水郷中のグリーンシリコンバレー、甘渓・雪山下のクリエイティブパーク、成佳・茶園里のゲストハウスホールという「一帯三区」の総合計画を策定した。
最も自然な表現で、茶園にビジネスコートヤードを埋め込み、松林に科創スペースを植え、公園にサービス施設を配置し、エコグリーンロードでオフィス・ビジネス・生活シーンをつなぎ、企業と起業家に独自の仕事と生活環境を提供する。
園区には3大機能がある。第一に産業発展を核心とし、多機能・複合型・ボーダーレスの新型産業コミュニティを構築する。デジタル時代の機会を捉え、本社経済・デジタル経済・クリエイティブ経済などを導入し、グリーン低炭素産業サービスセンターを築き、金融・税務・法務など統合型サービスセンターを整え、インキュベーターを導入して企業と人材の定着を促す。
写真は企業向けビジネスコートヤードとシェアオフィス空間である。
第二に、農・商・文・旅・体が融合する特色機能として、全く新しいワークライフの憧れの地を創る。国際馬術センター、国際留学研修基地、茶博物館、ピアノ博物館、松林グランピングホテルなどの文体旅業態を配置した。
「毎月テーマ、毎週イベント」の頻度で、企業イノベーション交流、若者探究、コミュニティ共創など多様な活動を開催。雪山を望み茶を煮て語らい、美景を味わい富酸素運動を楽しみ、家族と余暇を抱く。年内には「技術探し・市場探し・資金探し」をテーマに20回以上の企業交流を行い、T-park松林音楽会、投資蓋碗茶、馬術大会など特色あるイベントを90回以上開催、延べ参加者は約2,000人となり、園区の活力と企業の帰属感を高めた。
第三に、未来コミュニティと美しい郷村を手がかりに、農村インフラと公共サービスを絶えず充実させる基本機能である。例えば360kmの郷村グリーンロードを整備し、農村全域で5Gを実現。雨水・汚水循環システムや新型エネルギー基盤を構築し、高品質公共サービスとしてインターナショナルスクール、医療ヘルスセンターなどを導入し、農村と都市の均質化を推進する。
「志を同じくする者は山海をも遠しとせず」。企業家の皆さまが成都蒲江を視察し協力を商談し投資創業くださることを心より歓迎する。またご家族と共に成都・蒲江を観光されることも歓迎する。この中国西部の美しき小都市がきっと違った体験をもたらすに違いない。
蒲江は成都で最初の「千年古県」。歴史上、商業が発達し文化が繁栄していた。戦国時代出土の「成都矛」は「成都」の2文字を刻む最古の文物であり、成都が2300年間名称も城址も変わらなかったことを証明する。また春秋戦国期のペルシア製「蜻蛉玉」は、蒲江が古代西南シルクロードと茶馬古道の重要な結節点として多文化と商業繁栄を享受していた証である。
蒲江は古来より工業と商業の重点で、製塩・製鉄は明清期まで続いた。製鉄炉や塩井遺跡が至る所に残り、蒲江の製造業の隆盛を物語る。
写真は唐代飛仙閣摩崖石刻に表された古代西アジア「胡人」の像である。
唐宋期の茶馬古道は、成都蒲江から出発しチベット、インドへ至る南シルクロードの繁華を証明する。
過去の蒲江が時空を超えた文化的共鳴を与えるとすれば、今日の蒲江は「生態の福地・投資の窪地」である。
成都の西・南のゲートウェイとして、蒲江には4つの高速鉄道駅があり、30分で成都中心部へ、1時間で双流・天府両空港へ至る。蒲江は成都で最良の生態基盤を持ち、「全国初・四川初の国家エコ文明建設モデル県」である。
「都市の肺」と呼ばれる蒲江の森林被覆率は70.68%、空気質は年間を通じ国家2級基準より良好、1cm3あたりのマイナスイオン日平均濃度は5,000個超。成都で唯一の「中国気候宜居都市」「中国天然酸素バー」である。
生態が良ければ水質も良い。蒲江の地表水は年間を通じてIII類以上を保つ。中国著名のミネラルウォーター「景田百歳山」は蒲江に拠点を置いた。水が良ければ酒も良い。全興大曲、牛欄山二鍋頭、光良酒などの酒造企業がある。
蒲江は農業が発達し、農民は豊かで、農村は美しい。国家現代農業モデル区であり、主導産業である柑橘・キウイ・茶の栽培面積は計60万ムーを超え、いずれも中国国家地理標志製品トップ40に入る。
建設中の「万果博覧会」はコールドチェーン物流を基盤に展示、ライブコマース、ブランドマーケティングを組み合わせ、西南に根ざし全国を覆い世界へ向けた高品質果物産業エコシステムを形成する。
蒲江には中国中西部唯一の中独中小企業協力モデル区があり、「専精特新」中小企業クラスターの道を歩む。設備製造・グリーン食品・バイオマニュファクチャリングの3産業を重点育成。設備製造ではボッシュ(独)、シーリー(米)、東洋炭素(日)など100社以上を集積。グリーン食品では百歳山、牛欄山酒業などが進出。バイオ製造では新朝陽、円大生物など40社超の合成生物企業が集まる。
成都は「雪山の麓の公園都市」と称され、成都で雪山を最も美しく望めるのが蒲江である(写真は蒲江と蜀山の王・貢嘎雪山を同一フレームに収めた実景)。蒲江では雲の滝や満天の星を堪能できる。
観光資源も豊富で多彩。省級風景名勝区が1カ所、4A級景区が2カ所、3A級景区が1カ所。全国レジャー農業・農村観光モデル県、四川省初の全域観光モデル区などの称号を得た。
写真は全国重点農村観光村「明月村」と天府観光名村「鉄牛村」である。ここには北京・上海さらには海外から帰国した優秀な若者が多く常住し起業している。
蒲江は山川が秀麗で、どこも景勝地。「成佳茶郷の万畝」の茶園は茶香漂う田園詩。石象湖の四季の花海は静かなる湖水と交錯し童話の世界を創り出す。長秋山に登れば雲霞の中から沃野を俯瞰し天地の広がりを感じる。麓の伝統集落・余家碥は青石と古民家が歳月の物語を語る。
妙音湖は薄霧に包まれ、禅静なる趣が漂う。ここは国際エコツーリズムリゾートへの転換を加速中である。総計画面積33km2、水域面積は灌漑用途で800余ムー。茶園は2.2万ムー、松林は8000ムー余り、林盤は100余カ所。我々は高級リゾートホテル(民宿)群、高級ショッピング、テーマパーク、アウトドアスポーツパーク、ウォータースポーツ、ヘルスケアなどの事業を誘致する予定である。
未来の蒲江は、戦略の後押しにより機会が無限で発展ポテンシャルが巨大である。我々は国家戦略と超大都市のエネルギーを捉え、川蔵鉄道世紀プロジェクトへ深く融合する。
川蔵鉄道全線唯一の運維保障基地は蒲江工業園区の隣に設置される。これを基盤に川蔵鉄道蒲江国際鉄道物流港の建設を計画・開始した。同時に中独(蒲江)産業新城が誕生。「産・城・人」の理念で先進製造業園区、鉄道物流港、川蔵鉄道総合保障基地、長秋山森林公園、総合生活区の5大ブロックを配置し、将来的に人口を30万人以上増加させる。現在、重点プロジェクト7件を実施中で総投資は75億元である。
建設開始済みの蒲江鉄道物流港は、中国西部陸海新ルートの重要物流拠点となり、蒲江は成都の西・南への新たなゲートウェイ、そして中国西部と欧州各国をつなぐ重要ノード都市となった。
川蔵鉄道開通後、西へは貨物が川蔵鉄道でチベットの亜東・ジロン口岸へ至り、建設中の中欧鉄道にシームレスに接続し、国際・国内で軌間変更なしの輸送が可能となる。南へは成昆鉄道経由でミャンマー、シンガポールなど東南アジア諸国へ到達し、21世紀海上シルクロードの海運で欧州へも届く。従来ルートに比べ安全性と効率性が向上する。
優れた生態資源を持つ郊外新城は超大都市において希少資源である。米国アーバインやオランダ・ブラリクムなどの例のように、郊外は企業・大学・研究機関の仕事と生活の最優先地となっている。
蒲江はいま、自然生態の優位を基盤に、ハイテク・高エネルギー企業の「本社郊外化、ビジネスシーン化、オフィス生態化」の潮流に応じ、「1つの上質な林盤が1社の郊外本社を生む」という理念のもと、中国初の郊外本社田園エコビジネス区を創設した。
これは都市と経済発展の法則に沿う現代サービス産業の高地である。我々は低密度・国際志向・ゾーン型・エコロジカルという計画理念で、西来・水郷中のグリーンシリコンバレー、甘渓・雪山下のクリエイティブパーク、成佳・茶園里のゲストハウスホールという「一帯三区」の総合計画を策定した。
最も自然な表現で、茶園にビジネスコートヤードを埋め込み、松林に科創スペースを植え、公園にサービス施設を配置し、エコグリーンロードでオフィス・ビジネス・生活シーンをつなぎ、企業と起業家に独自の仕事と生活環境を提供する。
園区には3大機能がある。第一に産業発展を核心とし、多機能・複合型・ボーダーレスの新型産業コミュニティを構築する。デジタル時代の機会を捉え、本社経済・デジタル経済・クリエイティブ経済などを導入し、グリーン低炭素産業サービスセンターを築き、金融・税務・法務など統合型サービスセンターを整え、インキュベーターを導入して企業と人材の定着を促す。
写真は企業向けビジネスコートヤードとシェアオフィス空間である。
第二に、農・商・文・旅・体が融合する特色機能として、全く新しいワークライフの憧れの地を創る。国際馬術センター、国際留学研修基地、茶博物館、ピアノ博物館、松林グランピングホテルなどの文体旅業態を配置した。
「毎月テーマ、毎週イベント」の頻度で、企業イノベーション交流、若者探究、コミュニティ共創など多様な活動を開催。雪山を望み茶を煮て語らい、美景を味わい富酸素運動を楽しみ、家族と余暇を抱く。年内には「技術探し・市場探し・資金探し」をテーマに20回以上の企業交流を行い、T-park松林音楽会、投資蓋碗茶、馬術大会など特色あるイベントを90回以上開催、延べ参加者は約2,000人となり、園区の活力と企業の帰属感を高めた。
第三に、未来コミュニティと美しい郷村を手がかりに、農村インフラと公共サービスを絶えず充実させる基本機能である。例えば360kmの郷村グリーンロードを整備し、農村全域で5Gを実現。雨水・汚水循環システムや新型エネルギー基盤を構築し、高品質公共サービスとしてインターナショナルスクール、医療ヘルスセンターなどを導入し、農村と都市の均質化を推進する。
「志を同じくする者は山海をも遠しとせず」。企業家の皆さまが成都蒲江を視察し協力を商談し投資創業くださることを心より歓迎する。またご家族と共に成都・蒲江を観光されることも歓迎する。この中国西部の美しき小都市がきっと違った体験をもたらすに違いない。
成都蒲江 投資環境・発展チャンスプロモーション (2025-10-29 ・ 17918KB) 下記のPowerPointスライドのPDF一括ダウンロードはこちらです。 |
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TEL: 03-5545-3113
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