一般財団法人日中経済協会
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【参加報告】湖南・日本経済貿易協力商談会(8/8・東京)

2025/8/8 Upd.

今般、湖南省人民政府・季心詮副秘書長、中国国際貿易促進委員会湖南省分会・楊愛雲会長ら100名を超える訪日団が当協会の招聘により訪日し、2025大阪・関西万博中国パビリオン・「湖南ウイーク」への出席などの活動を経て、8月8日、都内で「2025湖南―日本経済貿易協力商談会」を開催しました。

当協会は、本会に協力団体として参与するとともに、堂ノ上武夫専務理事が挨拶しましたので、以下に開催概要ならびに主な 湖南省側からの発言内容などを紹介します。

賛助会員の皆様におかれましては、湖南省の経済発展の最新状況など何らかご参考になれば幸いです。

<ポイント>
建設機械:湖南・長沙の代表的基幹産業、日中協力にも期待がかかる
先進製造業:「国家重要先進製造業高地」を掲げる成長ドライバー
産業クラスター:国家級クラスターや17重点産業チェーン戦略
自由貿易試験区:制度開放や投資円滑化プラットフォームとして企業誘致の要
中日友好都市ネットワーク:1982年の長沙ー鹿児島を皮切りに、滋賀県、徳島県など12組の友好提携を締結し、協力基盤を形成
<日本語次第>
<中国語次第>
大阪・関西万博「湖南ウィーク」で使用された湖南省PR動画です。

季心詮副秘書長 発言概要

 湖南省は悠久の歴史と豊かな人文を誇り、雄大な山河と発達した産業を有する。近年、湖南省は習近平主席の戦略的指針に基づき、国家の重要な先進製造業の高地、国際競争力を備えた科技イノベーションの高地、内陸部における改革開放の高地の構築を継続して進めている。
 今日の湖南は「智造湖南」である。72件の「国家製造業チャンピオン」を擁し、5つの国家級先進製造業クラスターを有する。さらに、建設機械、軌道交通装備、中小型航空エンジン・航空宇宙装備の3つの世界級産業クラスターが形成されている。とりわけ「工程機械湘軍」は世界的に名高く、三一重工や中聯重科などのリーディング企業が製品を180超の国・地域に提供し、「世界のコンクリート機械の3台に1台は湖南産」と称されている。
 今日の湖南は「創新湖南」である。世界へ走る超高速鉄道車両、全世界をカバーする北斗衛星、世界に恩恵をもたらすスーパー水稲、そして世界トップ級のスーパーコンピュータセンターがそろう。省都・長沙はグローバルR&Dセンター都市の建設を進め、文化と観光、文化と科技の融合を推進している。生活コストが低く、教育水準と医療水準が高いという利点で、世界中の若者を惹きつけている。
 今日の湖南は「開放湖南」である。国際貨物定期便は5大陸をカバーし、中欧班列はユーラシア大陸を縦横に走る。湖南自由貿易試験区では制度面からの開放が着実に進み、世界500強企業のうち211社が湖南に投資している。日本直行便が就航し、長沙・張家界の両空港では240時間トランジットビザ免除政策が適用され、日本の旅行者も魅力あふれる「瀟湘」の地を気軽に訪れることが可能である。
 長年にわたり、湖南と日本の協力・交流は堅固な基盤を築き、豊かな成果を上げてきた。

  1. 交流の広がり:1982年に長沙市と鹿児島市が友好都市となって以来、双方は計12組の友好都市関係を結び、交流の堅固な橋を架けてきた。
  2. 協力の深さ:2024年、湖南と日本の貿易額は18.24億米ドルに達した。日本の平和堂は湖南に根を下ろして27年、2国間商貿協力のモデルとなっている。三菱電機、住友ゴムなど30社余りの世界500強企業が湖南で事業を展開している。
  3. イノベーションの高さ:湖南大学と滋賀大学の共同ラボは、新エネルギー材料などの分野でブレークスルーを達成した。中聯重科と日本企業が共同開発したスマート環境衛生装備は「湖南製造」と「日本精工」の強みを補完し合う革新的事例である。今年2月19~21日、日中経済協会が湖南を訪問し、両国経済・貿易協力に強力な新動力を注入した。

 昨年11月、習近平主席と石破茂首相はペルーの首都リマで会談し、中日戦略的互恵関係を全面的に推進することで重要なコンセンサスに達した。湖南省はこれを積極的に実践し、日本各界と共に次の三分野で協力を深化させていく。

  1. 産業協力:友好都市のプラットフォームを十分に活用し、ハイエンド設備製造、次世代電子情報、バイオ医薬・大健康、現代農業・スマート農機など重点分野での精密なマッチングと産業連携をさらに深化させる。日本の先進技術・経営ノウハウと湖南の市場潜在力・製造能力との深い結びつきを期待する。
  2. 開放協力:湖南自由貿易試験区の制度革新の強みを活かし、貿易投資の円滑化や産業発展の国際化の新ルートを共に探求し、日本企業が湖南、ひいては中国中部でより大きな市場を獲得できるよう支援する。
  3. イノベーション協力:双方の大学、研究機関、企業による連携イノベーションプラットフォームの構築を後押しし、グリーン・低炭素、デジタル経済、ライフサイエンスなど最先端分野での共同研究を推進する。

長沙市工商聯合会・王婧副主席 発言概要

 長沙と日本の交流は淵源が深く、協力も厚い。長沙は中国製造業・スマート製造の重要拠点として、皆様と志を同じくし、山海を越えて未来を共に切り拓きたいと切望している。
 本日は3枚の「名刺」を用い、長沙および長沙の先進製造業の優位性を紹介したい。長沙は中国中部・湖南省の省都であり、GRPが1兆5千億元を超える特大都市である。歴史名城・現代之城・国力之城という3つの名刺を有する。
 第1の名刺は「底蕴深厚、風光秀麗の歴史名城」である。長沙は国家第一陣の歴史文化名城に指定され、ユネスコ「世界メディア芸術都市」、さらには「東方文化之都」の称号を獲得した。
 第2の名刺は「区位優越、開放暢達の現代城」である。長沙は一帯一路の重要ノードであり、長江中遊地域の中心都市でもある。中欧班列(長沙)はアジアと欧州30カ国に通じ、4時間航空経済圏は世界人口の3分の1をカバーする。
 第3の名刺は「経済活躍、発展堅実の国力城」である。長沙は7千億元級の産業を保有し、世界科技クラスター100強で第32位、世界科研都市ランキングで第23位に位置する。定着したフォーチュン・グローバル500企業は201社に及ぶ。
 近年、長沙は国家重要先進製造業高地の建設を加速させ、全国先進製造業百強都市で第5位に躍進し、4つの優位を形成した。
 第1は「産業クラスターのエコ優位」である。モダン産業体系を構築し、17本の重点産業チェーンを育成、国家級先進製造業クラスターを3つ、国家級中小企業特色産業クラスターを2つ形成した。北斗産業とスマートコネクテッドカーは国家試点を担い、3千億元級園区が2カ所、千億元級園区が4カ所ある。
 第2は「技術先導の研究開発優位」である。グローバルR&Dセンター都市の建設を推進し、各種イノベーションプラットフォームは3,413カ所に達する。国家級大学科技園を3カ所、技術移転基地を25カ所、オープンシェアセンター基地を15カ所、大学知財支援センターを10カ所整備した。この2年間で140件超のキーコア技術を突破し、大学の「三結合」契約の地元転化率は50%に達した。
 第3は「リーディング企業の集積優位」である。千億元級企業が5社、百億元級企業が21社、専精特新“小巨人”企業が213社、規模以上企業が3,346社所在する。世界建設機械トップ50のうち5社以上を擁する都市は、世界で長沙が2番目である。BYD長沙工場の年産値は千億元超、華自科技の中小型水力発電所自動化システムなど32製品は世界トップシェアを誇る。
 第4は「スマート製造のモデル優位」である。「智賦万企」行動を実施し、スマート製造試点企業を1,767社育成、世界灯台工場を2カ所、国家級デジタル化・スマート化融合プラットフォームを2つ、国家級スマート製造示範工場を13カ所、優良シナリオを38件創出した。「長沙国際建設機械展」「世界コンピュータ大会」など製造業ブランド展覧会を育て、長沙は「建設機械の都」「スマート製造の城」と称される。
 開放とイノベーションの都市・長沙は、皆様の投資を心から歓迎する。我々は最良の環境とサービスを提供し、安心して投資し、安んじて創業し、順調に発展できるよう尽力する。中日経貿がいっそう豊かな実りを結ぶことに期待している。

長沙市工商聯合会

(2025-08-08 ・ 4633KB)

上記プレゼンテーションのPDF一括ダウンロードはこちらから。

長沙市工程機械行業協会・袁振秘書長 発言概要

 長沙と日本は工程機械分野において古くから連携を続けてきた。本日は、1) 産業の実力、2) イノベーションの取り組み、3) 協力の展望という3つの視点から報告を行う。
 第1に、産業の実力について。長沙は中国における機械産業の重要集積地の1つであり、2024年の産業規模は2,300億元を突破し、全国でも屈指の規模を誇る。三一重工や中聯重科をはじめとする5社の世界的企業が所在し、コンクリートポンプ車、油圧ショベル、クレーンなど十数種の製品で国内トップクラスのシェアを保持している。現在、基幹企業を中心に400社超の関連企業が集積し、R&D・製造・検査・サービスまでを網羅する完結した産業エコシステムを形成している。製品体系は20の大分類、1,000超の小分類に及び、国内モデルの85%をカバーする。加えて、長沙国際工程機械展を4回連続で開催し、国際的な交流プラットフォームとしての地位を確立した。
 第2に、イノベーションの取り組みについて。長沙工程機械産業は荒波を乗り越え、国家レベルのスマートモデル工場を5カ所建設した。そのうち三一集団の「灯台工場」は6分に1台の油圧ショベルを生産する能力を備える。海外拠点は800カ所以上に分布し、製品は180超の国と地域に輸出され、40件超の国際標準策定を主導的に担ってきた。また、湖南工程機械研究院を設立し、制御システム革新の中核プラットフォームを構築した。さらに、製造設備調達聯盟を組織し、取引プラットフォームと評価体系を整備することで産業チェーンとサービスチェーンを高度化した。これらの成果が国際協力の強固な基盤となっている。
 第3に、協力の現状と展望について。長沙と日本の機械産業はすでに深い融合関係を築いている。三一重工・中聯重科・山河智能と、三菱電機・いすゞ自動車など日本企業との間では、コア技術分野で実質的な協力が進行中である。日本企業は高品質な部品供給にとどまらず、現地でのイノベーション実践にも積極的に参加している。例えば、三菱電機が長沙に設立したスマート制御技術サービスセンターは、多くの工程機械企業へカスタマイズソリューションを提供している。小松製作所、日立建機、クボタ、加藤製作所、ヤンマー、コベルコなども長沙国際工程機械展へ出展し、先端理念と最新製品を紹介した。こうした協力は双方の将来発展に強大な原動力を注入している。日本は精密製造、電動化技術、品質管理で世界をリードし、長沙の規模優位・市場チャネル・製造能力と高度に相互補完する関係にある。
 今後は下記分野で協力を一層深化させたい。

  1. 技術革新分野:新型工程機械の共同研究開発およびスマート制御技術の共有メカニズムを構築する。
  2. 市場開拓分野:長沙企業が「一帯一路」沿線に進出する際、日本企業のブランド力と連携し、共同で新興市場を開拓する。
  3. 標準構築分野:検査認証と製造標準の相互認証を推進し、国際標準化を共に進める。
  4. 産業協力分野:コア部品の供給協力を深めるとともに、日本企業が長沙にR&Dセンターや生産拠点を設置し、現地産業エコシステムに溶け込むことを歓迎する。

 長沙工程機械産業は規模面のみならず、革新の活力にも富む。日本のパートナーとの協力深化に対する熱意と誠意は揺るぎない。皆様の長沙訪問を心より歓迎し、中国工程機械製造の発展とダイナミズムを実地で体感していただきたい。手を携えて前進し、世界の工程機械産業の高品質な発展を共に推進し、互恵共栄の新たな局面を切り拓きたい。

長沙市工事機械産業協会

(2025-08-08 ・ 8228KB)

上記プレゼンテーションのPDF一括ダウンロードはこちらから。

資料のダウンロード

The '4x4' Modern Industrial System in Hunan Province, Investment Promotion Brochure, Department of Commerce of Hunan Province (May, 2024)
湖南省の「4x4」現代産業システム 投資促進パンフレット 湖南省商務庁(2024年5月)










以下の参加案内はご参考で
2025/07/16 掲載 →2005/08/08終了しました。

 このたび、湖南省政府および企業関係者一行(団長:湖南省政治協商会議・毛万春主席)が、大阪・関西万博「湖南ウィーク」参加後、東京に移動し、8月8日に「湖南・日本経済貿易協力商談会」を開催する運びとなりました。

 日中経済協会は協力機関として本会に参画いたします。

 本会の運営主体である中国国際貿易促進委員会湖南省分会からは、以下5分野――

 1.スマート製造
 2.農業・食品
 3.ヘルスケア・医療
 4.環境技術
 5.文化・観光

を中心に、湖南省内約60社の企業情報(日本語資料)が寄せられておりますので、以下に掲示しております。

 会員企業の皆様におかれましては、是非資料を御一覧のうえ、本会へ参加御検討くださいますようお願い申し上げます。

主催者作成プログラム(仮)

一、会議名称
 湖南・日本経済貿易協力商談会

二、日時・会場
 日時:2025年8月8日(金)14:30~17:00
 会場:ザ・キャピトルホテル東急(千代田区永田町2-10-3)

三、主催等
 主催:湖南省人民政府
 共催:中国国際貿易促進委員会湖南省分会、湖南省商務庁
 協力:日中経済協会

四、テーマ
 湖南と日本 互恵協力 ともに未来へ

五、重点分野
 スマート製造、農業・食品、ヘルスケア・医療、環境技術、文化・観光

六、参加規模
 総参加者200名(内訳):
  中国側:政府関係者40名、企業代表60名
  日本側:政府・協会代表者30名、企業代表60名
  メディア関係者10名

七、プログラム:
 日時:2025年8月8日(金)14:30~17:00
 会場:東京・東急キャピトルホテル 鳳凰の間
 言語:日本語・中国語(同時通訳付き)
 司会:中国国際貿易促進委員会湖南省分会 楊愛雲会長
 次第:
13:30-14:30 受付・名刺交換(軽食付き)
14:00-14:30 来賓レセプション(主催者・主要来賓による懇談) 桐の間
第一部:開会式典(14:30-14:50)
 14:30-14:33 司会進行:ご来賓紹介、開催趣旨説明
 14:33-14:38 特別映像「2025大阪万博湖南ウィークプロモーション」上映
 14:38-14:41 湖南省政治協商会議 毛万春主席 挨拶
 14:41-14:44 日中経済協会 堂ノ上武夫専務理事 挨拶
 14:44-14:47 在中国日本国大使館 代表者 挨拶
 14:47-14:50 中国国際貿易促進委員会日本代表処 史銘首席代表 挨拶
第二部:プロモーションセッション(14:50-15:10)
 14:50-14:55 長沙市「大沢湖国際イノベーションゾーン」プロモーション
 14:55-15:00 日本経済団体連合会 発言(調整中)
 15:00-15:05 湖南省重点産業パーク紹介(調整中)
 15:05-15:10 日本商工会議所 発言(調整中)
第三部:企業プレゼンテーション(15:10-16:00)
 15:10-15:15 湖南星邦智能裝備株式会社
 15:15-15:20 日本企業代表1
 15:20-15:25 万興科技(湖南)有限公司
 15:25-15:30 日本企業代表2
 15:30-15:35 湖南企業代表3
 15:35-15:40 日本企業代表3
 15:40-15:45 湖南企業代表4
 15:45-15:50 日本企業代表4
 15:50-15:55 湖南企業代表5
 15:55-16:00 日本企業代表5
第四部:休憩・ビジネス交流タイム(16:00-17:00)

湖南省企業(約60社)の重点分野別企業情報(日本語)

ファイル一覧

(2025-07-18 ・ 92KB)

以下の一覧表はこちらのPDFから。

スマート製造

商業厨房用空冷冷蔵庫
モーター製造

15_中聯重科股份有限公司

(2025-07-18 ・ 103KB)

建機
電池研究開発
土木建設
精密微細穴加工
建機業界団体

38_株洲裕同智能科技

(2025-07-18 ・ 177KB)

家具家電
硬質合金材料製品の研究・開発・生産・販売
鉄道車両・スマート設備・新エネルギー・スマート医療・電子機器構造部品の研究開発・製造
産業用移動ロボット
ハイテク製造
熱処理受託加工サービス、熱処理設備の製造・販売、および関連自動車部品のプレス加工・切削加工・販売・アフターサービス
カーボン系材料、セラミックスおよびその先端材料の研究開発・製造・販売
建築装飾

農業・食品

01_湖南金仙茶業有限公司

(2025-07-18 ・ 227KB)

05_嘉禾県稲缸酒造

(2025-07-18 ・ 159KB)

農業、食品
農業、食品

30_湖南瑶珍粮油有限公司

(2025-07-18 ・ 105KB)

食品
農業、食品

46_酒鬼酒股份有限公司

(2025-07-18 ・ 379KB)

ヘルスケア・医療

健康食品

22_湖南潔城科技有限公司

(2025-07-18 ・ 430KB)

医療衛生分野のデジタル管理技術
健康リハビリに関する製品開発製造

環境技術

大気汚染対策
環境保護団体
ゴミ・排水処理
水環境総合サービス
水処理膜製造
専門環境保護企業
環境オンライン監視装置
重金属汚染防止

文化・観光

竹製品、竹家具
木製消費材
文房具
工芸品
工芸品、食品
文化産業、茶器
花火爆竹
ファッション

その他

建設
バイクリース、車輛整備、部品販売

27_東莞市湖南益陽商会

(2025-07-18 ・ 88KB)

商工会
法律事務所
繊維生地生産
保安検査機器
化粧品原料

本件お問い合わせ

●お問い合わせ窓口:
 日中経済協会業務部(担当:澤津)
 E-mail: naoya.sawazu[at]jc-web.or.jp
 TEL: 03-5545-3113

●参加申込書ご送付先:
 日中経済協会北京事務所(担当:清水)
 E-mail:  shim[at] postbj.net
 TEL・微信: +86-138-1023-6405

[at]@に変換ください。
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