【参加報告】2025大阪・関西万博四川ウィークイベント(4/28・大阪)
1.四川ウィーク開幕式
開幕式パフォーマンス1
4月28日、2025大阪・関西万博の中国パビリオンにおける最初の中国各地方イベントである四川ウィーク(4/28~30。テーマ「輝く巴蜀文化 憧れの未来を共に築こう」)開幕式が開催されました(当協会関西本部後援)。当協会からは今村健二関西本部事務局長が出席しました。次第および四川省側の主な発言は以下の通りです。
次第:
11:00~11:05 オープニングビデオ
11:05~11:35 挨拶
陳 建安 中国国際貿易促進委員会 副会長
横田美香 広島県 副知事
薛 剣 中華人民共和国駐大阪総領事
永野 光 日本万博協会 国際局 執行主任
アデマル・スカリンスキー ブラジルパビリオン館長
王 鳳朝 四川省成都市 市長
11:35~11:40 開幕式
11:40~11:45 特色ある文化のパフォーマンス
11:45~11:50 中国パビリオン高級協力パートナー称号授与式
11:00~11:05 オープニングビデオ
11:05~11:35 挨拶
陳 建安 中国国際貿易促進委員会 副会長
横田美香 広島県 副知事
薛 剣 中華人民共和国駐大阪総領事
永野 光 日本万博協会 国際局 執行主任
アデマル・スカリンスキー ブラジルパビリオン館長
王 鳳朝 四川省成都市 市長
11:35~11:40 開幕式
11:40~11:45 特色ある文化のパフォーマンス
11:45~11:50 中国パビリオン高級協力パートナー称号授与式
陳建安 中国国際貿易促進委員会 副会長

四川省は長い歴史と豊かな文化を持ち、才能ある人材が数多く輩出されている。近年は積極的に開放に取り組み、科学技術イノベーション、デジタル経済、グリーン発展などの分野で顕著な成果を上げている。
中国パビリオンで最初に登場する地域として、四川は蜀繍(刺繍)、漆器、竹の編み物、油紙傘などの無形文化遺産や三星堆、青銅神樹、都江堰の水利工事などを紹介している。皆様には四川ウィークの好機を活用し、四川省の友人たちと交流を深めていただきたい。
中日両国が平和友好条約を締結してから47年間で、両国の貿易額は当初の48億ドルから2024年には3,179億ドルに拡大した。24年、四川省と日本の貿易額は434億元に達した。
現在、四川省と日本の間には20組の国際友好都市関係や国際友好協力関係が樹立され、500社以上の日系企業が四川省に進出しており、24年の成都と日本の合作プロジェクトは62件に達した。
中国パビリオンで最初に登場する地域として、四川は蜀繍(刺繍)、漆器、竹の編み物、油紙傘などの無形文化遺産や三星堆、青銅神樹、都江堰の水利工事などを紹介している。皆様には四川ウィークの好機を活用し、四川省の友人たちと交流を深めていただきたい。
中日両国が平和友好条約を締結してから47年間で、両国の貿易額は当初の48億ドルから2024年には3,179億ドルに拡大した。24年、四川省と日本の貿易額は434億元に達した。
現在、四川省と日本の間には20組の国際友好都市関係や国際友好協力関係が樹立され、500社以上の日系企業が四川省に進出しており、24年の成都と日本の合作プロジェクトは62件に達した。
王鳳朝 四川省成都市長

四川省の4500年前の三星堆文明は、古代蜀の「天人合一」の知恵を語っている。2300年前、「道法自然」の治水理念で築いた都江堰水利工事は、今も「天府の国」の豊かな土地を潤し続けている。唐宋の時代には、蜀錦や蜀繍などの特産品がシルクロードを通じて世界中に流通した。
現在の四川省は内陸部の対外開放の最前線となっており、2024年には、成都国際航空の旅客輸送量が8,700万人を超え、省の対外貿易総額は1兆元を超えた。四川は生態環境が美しく、緑豊かな居住環境を有している。パンダの故郷であり、九寨溝、峨眉山、青城山など世界遺産の風景は人々を魅了している。クリーンエネルギーは国内最大を誇り、水力発電の設備容量は1億kWを超えて全国1位。
今回は、医薬、ヘルスケア、クリーンエネルギー、農業食品などの分野で四川省の優秀な対外貿易企業52社が出展する。
現在の四川省は内陸部の対外開放の最前線となっており、2024年には、成都国際航空の旅客輸送量が8,700万人を超え、省の対外貿易総額は1兆元を超えた。四川は生態環境が美しく、緑豊かな居住環境を有している。パンダの故郷であり、九寨溝、峨眉山、青城山など世界遺産の風景は人々を魅了している。クリーンエネルギーは国内最大を誇り、水力発電の設備容量は1億kWを超えて全国1位。
今回は、医薬、ヘルスケア、クリーンエネルギー、農業食品などの分野で四川省の優秀な対外貿易企業52社が出展する。
開幕式パフォーマンス2
開幕式パフォーマンス3
2.中国(四川)―日本経済貿易交流会兼企業懇談会
4月28日、四川ウィーク関連イベントとして、大阪市内のホテルで「中国(四川)―日本経済貿易交流会兼企業懇談会」が開催されました(当協会関西本部後援)。当協会からは今村健二関西本部事務局長が出席して挨拶しました。次第および四川省側の主な発言は以下の通りです。
次第:
15:00~15:10 司会者挨拶・出席者紹介、四川省PR映像上映
15:10~15:40 挨拶
黄 莉 中国国際貿易促進委員会四川省委員会 会長
今村健二 日中経済協会 関西本部 事務局長、大阪商工会議所 中国ビジネス委員会 副委員長
景 春海 中華人民共和国駐大阪総領事館 経済商務処 主任
池田 稔 日中経済貿易センター 理事長
田中嘉一 大阪観光局 経営企画部長 MICE政策統括官(兼)万博・IR推進統括官(兼)留学生支援事業統括官
15:40~15:50 プロジェクト調印式
15:50~16:20 優位産業紹介
鄒 健 四川省文化観光庁 二級巡視員
方 青 四川省経済合作局 副局長
呉 翰林 中国国際貿易促進委員会 南充市委員会 副会長
16:20~16:40 日中優良企業プレゼン
三枝富博 株式会社イトーヨーカ堂 顧問
鐘 沁凌 宜賓五粮液輸出入有限公司 総経理
16:40~17:30 企業マッチング商談
次第:
15:00~15:10 司会者挨拶・出席者紹介、四川省PR映像上映
15:10~15:40 挨拶
黄 莉 中国国際貿易促進委員会四川省委員会 会長
今村健二 日中経済協会 関西本部 事務局長、大阪商工会議所 中国ビジネス委員会 副委員長
景 春海 中華人民共和国駐大阪総領事館 経済商務処 主任
池田 稔 日中経済貿易センター 理事長
田中嘉一 大阪観光局 経営企画部長 MICE政策統括官(兼)万博・IR推進統括官(兼)留学生支援事業統括官
15:40~15:50 プロジェクト調印式
15:50~16:20 優位産業紹介
鄒 健 四川省文化観光庁 二級巡視員
方 青 四川省経済合作局 副局長
呉 翰林 中国国際貿易促進委員会 南充市委員会 副会長
16:20~16:40 日中優良企業プレゼン
三枝富博 株式会社イトーヨーカ堂 顧問
鐘 沁凌 宜賓五粮液輸出入有限公司 総経理
16:40~17:30 企業マッチング商談
(関係者による「四川製造」展示視察、中日(四川)企業マッチング商談(展示場内))
19:00~ 和と美 五粮液パンダの夜、四川グルメ堪能国際ビジネス交流会
19:00~ 和と美 五粮液パンダの夜、四川グルメ堪能国際ビジネス交流会
黄莉 中国国際貿易促進委員会四川省委員会 会長

四川省は中国の質の高い発展の西部における重要な原動力であり、2024年のGDPは6.4兆元に達し、全国第5位。フォーチュン・グローバル500企業のうち385社が進出している。
24年、日本との貿易総額は434億元で、第5位の貿易パートナーである。双方の企業が電子情報、車両製造、食品飲料、スマート製造、クリーンエネルギーなどの分野で成功事例を築いている。1984年には広島県と友好関係を結んだ。今回、四川の名だたる企業52社が、大阪で医薬健康、クリーンエネルギー、食品飲料、スマート製造の分野について展示とマッチングを行っている。
24年、日本との貿易総額は434億元で、第5位の貿易パートナーである。双方の企業が電子情報、車両製造、食品飲料、スマート製造、クリーンエネルギーなどの分野で成功事例を築いている。1984年には広島県と友好関係を結んだ。今回、四川の名だたる企業52社が、大阪で医薬健康、クリーンエネルギー、食品飲料、スマート製造の分野について展示とマッチングを行っている。
鄒健 四川省文化観光庁 二級巡視員

四川省は、雪山、高原、峡谷、森林、氷河、川などの自然の奇観に恵まれ、「天府の国」と称される。最高峰の貢嘎山は標高7,508.9m、最低点の玉林河峡谷は標高188mで大きな高低差があり、世界でも稀な生態の多様性を生み出しており、5つの世界遺産を誇る。1) 世界自然遺産「大熊猫(ジャイアントパンダ)の生息地」、2) 世界自然遺産「九寨溝」、3) 世界自然遺産「黄龍自然保護区」、4) 世界文化遺産「都江堰と青城山」、5) 世界自然文化複合遺産「峨眉山と楽山大仏」。また、四川省は「天府の国」、「パンダの家」、「古蜀文明」、「安逸な四川」という4つの国際的ブランドを有する。
四川省文化観光庁としては、日本の観光業界との協力をさらに深化させ、観光資源を活用した交流促進に尽力したい。
四川省文化観光庁としては、日本の観光業界との協力をさらに深化させ、観光資源を活用した交流促進に尽力したい。
方青 四川省経済合作局 副局長

(1) 四川省の経済基盤
過去10年間、経済成長率は全国平均を約1%上回るペースを維持。41の工業分野と31の製造業分野が揃っている。中国の三大動力設備製造基地、四大航空設備研究開発基地の一つとして、電子情報、エネルギー、化学工業、食品、軽工業などの産業規模がそれぞれ1兆元超。結晶シリコン太陽光発電、動力電池産業が急速に成長しており、中国国内の約20%の太陽光パネルと6分の1の動力電池を製造している。また、AIを最重要イノベーションプロジェクトと位置付けている。
過去10年間、経済成長率は全国平均を約1%上回るペースを維持。41の工業分野と31の製造業分野が揃っている。中国の三大動力設備製造基地、四大航空設備研究開発基地の一つとして、電子情報、エネルギー、化学工業、食品、軽工業などの産業規模がそれぞれ1兆元超。結晶シリコン太陽光発電、動力電池産業が急速に成長しており、中国国内の約20%の太陽光パネルと6分の1の動力電池を製造している。また、AIを最重要イノベーションプロジェクトと位置付けている。
(2) 四川省の市場規模と教育力
常住人口は約8,300万人で、全国第5位。中国西部で最大の商品や生産要素の集散地であり、西部約4億人に影響を与える広大な市場である。中国唯一の「科技城」を設置しているほか、中国科学院や中国工程院の院士67名、専門技術人材1,400万人以上を擁する。
(3) 四川省の開放性と活力
23の外国領事館が設立され、16の国際協力園区が設置されている。外資企業が5,600社以上進出しており、外国からの直接投資規模は6年連続で中国中西部第1位。また、成都市の国際貨物列車は海外120都市と結ばれ、貨物を最短11日でヨーロッパの中心地へ輸送できる。
23の外国領事館が設立され、16の国際協力園区が設置されている。外資企業が5,600社以上進出しており、外国からの直接投資規模は6年連続で中国中西部第1位。また、成都市の国際貨物列車は海外120都市と結ばれ、貨物を最短11日でヨーロッパの中心地へ輸送できる。
(4) 四川省と日本の協力
現在、520社以上の日系企業が四川に進出しており、その製品は四川省の消費者に広く支持されている。四川省と日本は産業補完性が強く、協力の可能性が非常に高い。日本企業とは次の分野で協力を深めたい。1) 先進的製造業:自動車、電子機器、機械、2) グリーン低炭素産業:低炭素技術や水素・アンモニアエネルギー、省エネ設備、再生可能エネルギー、3) 商業貿易サービス、4) 文化創造産業など。
現在、520社以上の日系企業が四川に進出しており、その製品は四川省の消費者に広く支持されている。四川省と日本は産業補完性が強く、協力の可能性が非常に高い。日本企業とは次の分野で協力を深めたい。1) 先進的製造業:自動車、電子機器、機械、2) グリーン低炭素産業:低炭素技術や水素・アンモニアエネルギー、省エネ設備、再生可能エネルギー、3) 商業貿易サービス、4) 文化創造産業など。
呉翰林 中国国際貿易促進委員会 南充市委員会 副会長

南充市は成渝地区(成都-重慶エリア)の北部に位置する中心都市で、四川省政府から「副中心都市」に指定されている。市内には9の県・市・区があり、面積は1.25万㎢で、常住人口560万人は四川省で2番目に多い。2024年GDPは3,000億元を超え、社会商品小売総額は17年連続で省内第3位。
2023年の輸出総額は100億元を超え、24年には貿易総額が138億元に達した。成都、重慶、西安といった中国西部の主要都市を結ぶ西三角経済圏の要所である。産業面では養蚕業に長い歴史があり、近年は製造業、電子情報、シルク、衣類などの分野に注力している。現在、保税倉庫や産業園区、輸出支援プラットフォームなども整備されている。
また、南充には嘉陵江の絶景が広がっている。中国四大古城の一つである阆中古城は、悠久の歴史と文化の豊かさを感じさせる。無形文化遺産では、「大木偶人形」が広く知られている。
2023年の輸出総額は100億元を超え、24年には貿易総額が138億元に達した。成都、重慶、西安といった中国西部の主要都市を結ぶ西三角経済圏の要所である。産業面では養蚕業に長い歴史があり、近年は製造業、電子情報、シルク、衣類などの分野に注力している。現在、保税倉庫や産業園区、輸出支援プラットフォームなども整備されている。
また、南充には嘉陵江の絶景が広がっている。中国四大古城の一つである阆中古城は、悠久の歴史と文化の豊かさを感じさせる。無形文化遺産では、「大木偶人形」が広く知られている。
鐘沁凌 宜賓五粮液輸出入有限公司 総経理
五粮液は宜賓市から生まれた中国を代表する民族ブランド。高粱、米、糯米、小麦、トウモロコシの5種の穀物を配合する独特な製造法で700年以上にわたって生産を続けている。現在、五粮液グループは白酒を核としながら、グリーン包装、機械製造、スマート物流、金融投資、ヘルスケア産業を手掛ける従業員4万6000人以上を有する国営企業グループへと発展している。2024年の売上高は1,950億元、利益総額は470億元を達成。
日本でのビジネスは20年以上を経ていて、今では免税店、小売店、飲食店、電子商取引など様々なチャネルに広がっている。今後、日本市場での製品ラインを充実させ、サービスを向上させ、より深い体験を提供し、多様な生活スタイルを消費者にもたらしたい。
日本でのビジネスは20年以上を経ていて、今では免税店、小売店、飲食店、電子商取引など様々なチャネルに広がっている。今後、日本市場での製品ラインを充実させ、サービスを向上させ、より深い体験を提供し、多様な生活スタイルを消費者にもたらしたい。
懇談会でのプロジェクト調印式
五粮液パンダの夜
四川省の紹介(会場配布資料)

中国側報道記事
本件お問い合わせ先
日中経済協会関西本部(担当:今村)
TEL: 06-4792-1776
kenji.imamura[at]jc-web.or.jp ※[at]は@に変換ください。
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