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【表敬報告】上海市浦東新区倪倩・人大常委会副主任一行

上海市浦東新区倪倩・人大常委会副主任一行来会

概 要

 上海市浦東新区人大常委会倪倩副主任を団長とする上海市浦東新区代表団一行が5月25日~29日、日本関連経済団体、日中友好団体および日本企業との親交・協力を深めるために来日し、滞在中の26日に当会を表敬訪問しました。浦東新区の発展状況や最新の政策を紹介し、当会の伊藤智業務部長と意見交換を行いました。
 
◆来訪者名簿:(6名) 
倪 倩 上海市浦東新区人大常委会 副主任
    上海市浦東新区人民対外友好協会 会長
楊益群 中国(上海)自由貿易試験区管理委員会金橋管理局 副局長
陳 剣 上海市浦東新区濰坊新村街道弁事処 主任
陳雄偉 上海市浦東新区商務委員会粮食和物資储備処 処長
呂翠紅 上海市浦東新区教育局 二級調研員
李 茂 上海市浦東新区国際交往中心 副主任
    上海市浦東新区人民対外友好協会 秘書長

浦東新区の発展状況・最新政策に関するご紹介

◆倪 倩副主任:
 浦東新区は改革開放の最前線として設立され、35年の歩みの中で、徐々に世界的な科学技術イノベーションセンターと金融センターへと発展してまいりました。浦東新区は高度な対外開放を堅持し、近代化建設を全方位で推進しています。
 現在、浦東新区では「引領区(リードエリア)」の建設を全力で推進しており、科学技術イノベーションの促進、ビジネス環境の最適化に関連する数々の取り組みを加速しています。日本企業を含む外国企業に対してはより効率的な行政サービスを提供し、より広範な市場を開放しています。
  また、浦東新区では新興技術の開発と応用に立法を通じて保障し、産業発展を全面的に支援しており、企業に対して「先試先行(まず試し、先行する)」を奨励しています。さらに、本年内には浦東空港周辺に「上海東方拠点国際ビジネス協力区」を設立します。この協力区では、外国人観光客がビザなしで区内に30日間滞在可能となり、更に1か月間の延長申請も可能です。また、必要に応じて区内でビザを取得し、企業のビジネス交渉、会議・展示会、国際研修などのクロスボーダー交流のニーズを手軽に実現することができます。この「関内境外(税関内でありながら国境外)」の開放方式は2027年に全面完成を予定しています。
◆楊益群副局長:
    浦東新区は主に陸家嘴、金橋、張江、外高橋の4つの開発区で構成されています。
 1990年代初頭に設立され、それぞれが異なる役割を担っていました。例えば、陸家嘴は金融センター、金橋は輸出加工貿易、張江はハイテク分野、外高橋は主に保税区として位置付けられてきました。
 30年以上の発展を経て、各地域の位置付けにも変化が見られます。金橋は設立時の輸出加工貿易から、徐々に経済・技術センターへと成長し、2018年には区内で総合保税区を設立しました。
  現在、金橋の主要産業は以下の通りです。
  1. 未来車(未来型自動車産業):自動運転技術を中心とした技術開発。
  2. スマート製造産業:製造業を基盤とした発展。
  3. 新通信産業:5G技術を活用し、自動運転や国際的なスポーツ大会のライブ中継などに応用。
    自動運転技術は現在、豊富な応用シーンがあり、都市管理、治安パトロール、広報活動、環境衛生、宅配など様々な分野で活躍しています。
 数年後には、ビジネス領域への応用をさらに推進する計画です。今年、金橋全域での試験運行を浦東新区全域に拡大し、年内には商業利用の試験運行を開始する予定です。

本件お問い合わせ先

日中経済協会業務部 (担当: 金子)
☏ 03-5545-3113
✉ miho.kaneko@jc-web.or.jp 
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