今回の会議においては、『新たな中国東北振興と日中経済協力による課題の解決』をテーマとし、①環境・省エネルギー②ものづくり③農業・農産品加工の各分野における日中経済協力に関して、432名(日本側207名、中国側225名)の各関係者の参加を得て、企業視察、展示商談会、全体会議、分科会、日中個別VIP会見、地域視察等の活動を行ない、所期の成果を収めることができた。
中国側からは童章舜副司長より中国政府の東北振興政策についての紹介があった他、3省1自治区の各政府代表から、それぞれの地域の優位性を活かした開発戦略および日本企業との貿易・投資の連携強化に関するプレゼンテーションが行われた。
また、富山県企業ブース(20社)に中国企業約60社が訪れた。今回、新たな試みとして日中企業間で自社の事業活動と希望する相手側企業への商談意向を整理した企業リストを交換して事前マッチングを行い、より効率的なビジネスマッチングを行った。そうした中からリサイクルや食品加工等についての商談が熱心に行われた。
日中双方は、本会議を重要なプラットフォームとして、双方の貿易・投資協力を全面的に推進していくことで意見が一致した。