10年5月 上海事務所発
塩城市は江蘇省の北、蘇北平原の中部に位置し、東は黄海、西は揚州市、南は南通市、北は連雲港市に接している。全市総人口は812万人、土地面積は1万6,900平方キロメートル、江蘇省にあって土地面積最大、人口第2の都市である。そして塩城は中国でも唯一、塩に由来した名称を持つところであり、2000年来の海塩文化を有するところでもある。近年来、海塩文化の発掘とその整理に大きな力を注ぐとともに、そうした文化と都市建設とを結合すべく、海塩博物館、塩鎮水街、八卦塩田、塩瀆公園等からなる海塩歴史文化風景区を建設し、海塩文化の発揚とその継承に力を入れている。
また塩城市は新興産業と特色ある産業の発展を非常に重視しており、産業構造転換とそのレベルアップ、経済発展のスピードアップを強力に推し進めている。新興産業では新エネルギー、省エネ環境保護産業をはじめ電気自動車、海洋生物産業、電子情報化、新材料、新医薬産業等の発展に重点を置いている。特に国家レベルの海上風力発電研究センターによる「国内一流、国際先進」の風力発電設備製造基地の建設にも力を入れているほか、環境保護産業基地の建設も進めている。
こうした塩城市で開催された「2010中国塩城経済貿易商談会・第3回海塩文化フェスティバル」に参加する機会を得たので、簡単にご紹介申し上げたい。