遼寧省生産力促進中心・英傑主任を団長とする「省エネ環境視察訪日代表団」(別添「遼寧視察団交流準備資料」参照)が09年12月10日~19日まで来日しました。一行は滞在中、11日(金)に東京で、17日(木)に大阪で、『「遼寧・日本省エネ環境新技術常設展」紹介・交流セミナー』を開催しました。
この「常設展」は、09年10月14日に遼寧省科学技術庁、同省外事弁公室、同省環境保護庁など省エネ・環境、リサイクル等に関わる関係政府部門と日中経済協会が協力して、瀋陽市にある遼寧省技術転移中心大楼に開設したもので、日本企業・団体63社の省エネ・環境分野における先進的な技術をパネルにし、また、一部企業は実機を常時展示しているものです。
この「常設展」では、来訪する中国企業・研究機関等の方々に対し、専属職員が説明・解説を行ったり、瀋陽東北大学の学識者によるコンサルティングが受けられたりするなど、日中両国の省エネ・環境分野におけるビジネス推進を図るための日本企業の情報発信基地・プラットフォームとしての役割を期待されています。遼寧省生産力促進中心は、遼寧省側の実施主体として、定期的に中国企業・研究機関等を組織して「常設展」参観を企画します。今回「訪日代表団」参加企業も、「常設展」出展パネルを参観し、日本企業に強い関心を持って参加したものです。
『紹介・交流セミナー』では、「常設展」紹介とあわせ、遼寧省企業の省エネ・環境ニーズの概要(別添「中国遼寧省エネ環境科学新技術プロジェクト(日中)」参照)についても説明があり、電融マグネシアの生産過程における排熱回収及び余熱発電や発生する二酸化炭素排出削減、化学肥料の多用により発生した土壌汚染・硬化を解消するための土壌改良、バイオマス発電、汚泥処理等について、「常設展」を活用して、今後、日本企業とのビジネスマッチングを推進していきたいとの強い期待が示されました。
『紹介・交流セミナー』の参加者からは、具体的プロジェクトニーズ情報の迅速な提供、「常設展」の現状や参観者数の実績、今後の活用において集客向上のための工夫や積極的な情報発信などについて活発な意見・質問が提起され、関心の高さを伺うことができました。英傑主任からは、「中国の経済発展とその関心は、広州・珠江デルタ等の南方から上海周辺を経て、現在東北部に北上してきている。日本の省エネ・環境における経験と技術が、遼寧をはじめ東北地方で活用され、発展できる余地がまだあるので、是非日本企業に進出してもらい、協力していただきたい」と日本企業との更なる交流強化への強い意志が述べられました。
一行は滞在中、「エコプロダクツ2009」の見学や首都圏近郊・九州の省エネ・環境関連企業の視察、北海道大学やK-RIPとの交流も行い、日本の省エネ・環境技術について理解を深めました。
この「訪日代表団」との交流は、昨年10月、当協会と遼寧省人民政府との間で締結された「省エネルギー・環境分野の交流と協力の強化に関する覚書」具体化の第一歩であり、当会としては遼寧省をはじめとした中国東北地方における日中省エネ・環境ビジネスマッチングのプラットフォームとしてこの「常設展」に更に活力を加え、活用していくことを考えております。
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